
今日のフォト。
カーネーション人物相関図2

小原糸子の同級生、料亭・吉田屋の一人娘、吉田奈津は
大工方の泰蔵兄ちゃんのことが、ずっと好きだった。
その片思いは、幼くて切なかった。
お金持ちで、美人で、才女でも、人生には、叶わぬことがある。













吉田奈津は、岸和田の料亭の一人娘だった。
この吉田屋の舞台となったのは、「五風荘」という
岸和田市の指定文化財の建物でした。

五風荘は、戦前の財閥(寺田銀行・寺田紡績の社長)寺田利吉氏のお屋敷。

今は、料理店「がんこ」が、このお屋敷で、営業しています。

お屋敷に入ると、先ずはひな人形が、お出迎えしてくれました。

窓辺の前に、さりげなく侘助が生けられ
見上げれば天井から垂れ下がる餅花。 古風です。

寺田財閥・寺田利吉氏の像。

長~い廊下。
和服を着た女性が、お料理を運んでくれます。

ここは、金庫室。 黒い扉は、金庫の扉。

季節を大切に、お持て成しの細かな心遣い。

私たちは、お庭の見えるこの席で、ランチしました。

この広間も、あっという間に満席になってしまったのですよ。
カーネーション効果です。

がんこのメニュー。 何をいただきましょう?

テーブルには、早春の食材を使ったお料理が並べられました。

そしてデザートとコーヒー。
こんな素敵なお料理、友人がご馳走してくださいました。
美味しかった。 ありがとうございました。

食後は、お庭を散策。
2000坪の回遊式日本庭園が広がります。

この場所も、カーネーションのロケに使われましたね。

お庭には、3つの茶室があります。

このお屋敷の1階で、お庭を見ながら、食事をしました。

建坪300坪のお屋敷には、大小合わせて18のお部屋があります。
手前の1階で、食事をして、奥の建物は・・・

この2階で、泰蔵兄ちゃんの結婚式のロケが行われました。
1階も2階も、食事処です。

その隣も食事処です。
「カーネーション人気」で、お昼時、満員でした。
寺田利吉氏のおくり名(戒名)が「五風院」」だったことから
「五風荘」と呼ばれるようになったようです。

そして四季折々の花が咲くそうです。
寺田利吉氏は、石が好きだったとかで、お庭にはたくさんの石があります。
中央柱の下に、「奈津の石」と書かれた貼り紙が・・・。

ピンクの花の前の石は、吉田奈津が泰蔵兄ちゃんの婚礼の際に、座って泣いていた石です。
お金持ちで、美人で、才女でも、人生には、叶わぬことがある。
明日も、この続きをお楽しみください。