池田信夫氏のブログ記事「奴隷制の効率性」で彼は、<理論的には、雇用問題を解決する最善の方法は、人的資本の売買を合法化すること>だが、それは政治的にできないので、事前の策として、<競争的な労働市場を作り出すこと>を提案している。
彼は、<技術がモジュール化されて資本と労働の補完性(資産特殊性)がなくなり、労働者の外部オプションが内部労働市場と同じになれば、労働者の交渉力は資本家と同じになり>と主張しているが、果たしてそうなのだろうか。
技術がモジュール化されるというのは、内部の特定の技能を持ったものでなくても、誰でもその技術が扱えるということであろう。しかし、それは、企業側に言わせれば、別に誰でもよいということであり、そこに、対等の交渉力が生まれるとは思えない。労働者のほとんどは、野球の3割打者のような交渉力はないのである。
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「技術が上がれば労働需要が減る」:404 Blog Not Found
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