文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

稚拙なネット住民を嘆く2

2009-01-07 20:07:54 | オピニオン
 私の前日の記事「稚拙なネット住民を嘆く」に対して、ワンピース氏と、以下のようなやりとりをしたが、このやり取りを、彼が自分のブログに掲載して、「さて、どちらが詭弁家でしょうか。小学生への問題です。」と言う記事を載せていた。


****** 以下ワンピース氏とのやりとり ******

ご丁寧にどうも (ワンピース)
2009-01-06 21:31:31
僕は自分が弱者であることを認めています。ただ僕のような弱者がまだましなのは自分が弱者であり、強者を支える立場にあることを理解しているからです。周りの奴ら全員頭悪過ぎという発言はその事実にすら気付いていない弱者に対するものです。くだらないシステムの上に乗っかってしか生きられない弱者を見るどうしても感情的になってしまうのです。哲学的に何の意味も持たない資格取得に奮闘しているあなたのような人を見ると我慢ができなくなったのです。


Re:ワンピース (風竜胆@文理両道)
2009-01-06 21:43:02
「哲学的に何の意味も持たない」?
そもそも、この世に「哲学的に意味のある」ことなんてあるのかな?そもそも、君にとっての哲学とはなんだね。
そして、世の中のすべては、社会の中の何らかのシステムに乗っているものさ。
自分が例外だと思うのは、幼稚な思い上がりもはなはだしいと思うんだけどね。


Unknown (ワンピース)
2009-01-06 22:08:10
僕の哲学は自然です。この社会は不自然なのです。そもそも法律自体が不自然。実定法ではなく自然法による社会に変革するべきだと考えています。実定法というのは簡単にいうとご都合主義による法律です。支配する人のさじ加減一つで白にも黒にもなるように作られています。官僚が作っている法律がそれです。一方、自然法というのは単純に弱肉強食の秩序です。学校で頭のよい奴と頭の悪い奴をより分け、後者は前者に飯を食わせるための奴隷にし、前者は奴隷の供給する飯を食いながらこの国の論理的構築に精を出せばいいだけ。そのシステムを維持するのに権力を使えばよい。そのほかは何も要らない。資本主義だの民主主義だのというシステムは弱者が強者を虐げるものである。僕は飯を食うために最低限今のシステムに乗っかっているが、必要以上にシステムを活用しようとは思わない。資格取得はシステムを積極的に活用し、今のシステムを肯定している行為に見えます。僕はその行為を非難しているのです。


Re:ワンピース (風竜胆@文理両道)
2009-01-06 22:24:36
>僕は飯を食うために最低限今のシステムに乗っかっているが
こういうのをご都合主義というんじゃないのかな。
 君の言っていることが、哲学か妄想かは、判断しかねるが、まだ世界にはほとんど人の手が入っていない場所があるだろう。きっと、自然の好きな君を呼んでいると思うのだが。

 それに、もうひとつ。まったく君にかかわりのない私の人生。君に非難される覚えはまったくないんだが。

****** ここまで ******


 たしかに、小学生でもわかる問題だ。しかし、一応解説しておこう。

 まず、彼は<くだらないシステムの上に乗っかってしか生きられない弱者を見るどうしても感情的になってしまうのです>と最初のコメントで言っておきながら、次のコメントで、<僕は飯を食うために最低限今のシステムに乗っかっているが、必要以上にシステムを活用しようとは思わない。>と言っている。これを詭弁と言わずなんというのだろう。そもそも、彼が使っているブログやネットも立派な社会のシステムの一部である。しかし、これが、彼が飯を食うためのものとはとても思えない。

 次に彼は、自分の哲学が「自然」であると言っている。ここで言う「哲学」は本来の「philosophia」ではなく、単なる「考え方」のようなものだというのは明らかである。しかし、「自然」とはなんだろう。彼の稚拙な文章を読んでみると、かって老子が説いた「無為自然」の自然などとは全くレベルが違い、単に「自分の未熟な感情の赴くままに、好き勝手に駄々をこねたりふるまったりする」ことのようだ。

 私は、基本的には、若者と議論することは嫌いではない。自分のブログのURLを明らかにしているということは、議論をしたいのではないのか?自分が勝手に喧嘩を売るような真似をしておきながら、少し反論されたら逆切れして、人を詭弁家よばわりするというのは、あまりにも情けない。

 最後に、「詭弁」と言う意味を知っているのだろうか。「詭弁」とは、真実でないことを、いかにも真実らしく言うことである。私の言っていることのどこに、詭弁があるのだろうか。この言葉はそのままお返ししよう。


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