文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

放送大学「組織運営と内部監査」のテキスト到着

2009-03-20 20:41:48 | 放送大学関係
 放送大学から、H21年度上期の受講科目である「組織運営と内部監査」のテキストが届いた。

 ところで、内部監査という言葉になじみのない人も多いことだろう。大学でもあまり、内部監査について教えているという話も耳にしない。監査というのは、端的に言えば、きちんと決められたことをやっているかということと、決められたことは有効かどうかということを、実際にその業務をやっている人たちからは独立した第3者的な視点でチェックすることだ。

 ある程度の規模の会社なら通常3種類の監査が行われている。監査役監査、公認会計士監査そして内部監査である。この3つの監査を総称して三様監査と呼んでいる。最初の二つの監査は法で定められた法定監査であり、最後の内部監査は法に定められているわけではないので任意監査である。しかし、会社法において、大会社である取締役会設置会社は内部統制システムの構築を義務付けられており、金融所品取引法でも、上場会社に対して「財務報告に係る内部統制」に関する報告制度を導入しているため、内部統制の一環である内部監査の重要性はますます高まっている。そのような背景の中で、放送大学に内部監査に関する科目が開講されたのは、時宜を得ていると言えるであろう。

 放送大学のこの講座は、(社)日本内部監査協会からの寄付金で制作されたという。テキストは、内部監査全般にわたり、分かりやすく書かれており、内部監査に関する全体像をつかんだり基礎的な知識を身につけるにはちょうど良いように思える。

 この科目と、前学期からの積み残しの「数理ファイナンス」の2科目が1学期に取り組む科目だ。しばらくさぼり気味だったので、ここらで心機一転がんばろう。


 (応援クリックお願いします。) ⇒ 人気ブログランキング 


 「読書と時折の旅(風と雲の郷 本館)」はこちら 

 「本の宇宙(そら)」(風と雲の郷 貴賓館)はこちら


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする