
洛南にある東福寺の塔頭のひとつ霊雲院。1390年(明徳1)に岐陽方秀によって開かれた寺だ。幕末には西郷隆盛と勤王僧・月照が密議を交わし、日露戦争当時にはロシア兵の捕虜収容所となったという面白い歴史のある寺でもある。

この寺の七世・湘雪守げん(漢字が規格外で使えない:涙)は、熊本の細川忠利と親交があり、忠利が500石を寄贈しようとしたのを断り、代りに庭の石をもらったという。それが、この寺に伝わる遺愛石で、書院庭園である九山八海の庭に置かれている。上の写真がその遺愛石だ。
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