手品先輩(1) (ヤングマガジンコミックス) | |
クリエーター情報なし | |
講談社 |
・アズ
この漫画は以前からちょっと気になっていたものだ。タイトルが面白いうえに、絵柄が私に合いそうだからだ。
主人公は、種無高校に入学した男子(氏名不明:以下後輩君と呼ぶ)。帰宅部希望だったが、この高校では強制部活制だったため、たまたま覗いた奇術部で先輩と出会う。この先輩というのが、可愛い、巨乳、ドジっ娘と、萌え要素が3拍子揃っている。おまけに極端な上がり症で、肝心の手品も失敗ばかり。主人公は、なし崩し的にこの先輩の助手ということになってしまう。
とにかく、この先輩、一応部長なのだが、とにかく手品が下手。例えば、封筒に入った千円札。ハサミで封筒を切っても、中身は無事という手品である。結果は、あら不思議、私の財布に後輩君の千円札が移動というオチ(要するに失敗したのを自腹でごまかしたということ。)。おまけに無防備で、しょっちゅうパンツ丸見え状態になっている。
後輩君がそんな先輩に対して、必然的にツッコミ役になるのだが、こんな天然の可愛い先輩なら、むしろそれも楽しいのではという気がする。
実はこの奇術部というのは、部員も顧問もいないため、部活申請もできない正式な部活ではなかったらしいのだが、強制部活制なのに、この先輩、他にどこにも所属している節はないというのが不思議だ。
2巻以降はまだ読んでないが、この漫画は、ヘンな先輩とのラブコメなのだろうか。でもこんな楽しいクラブ活動があれば、私も入りたかった(笑)。
☆☆☆☆
※初出は、「風竜胆の書評」です。