舞台は、東京の月島にある高耳神社。この神社が変わっている。なんと御祭神は高耳毘売命だが、実は400年以上前に異世界から召喚されたエルフなのだ。このエルダというエルフ、不老不死なのだが、引きこもりのコミ障。エナジードリンクを飲みながらゲーム三昧。エルダが引きこもりになったのは60年前に、近所のクソガキに「耳長くね?」と言われたからだそうだ。でもエルフなので、超絶美人。でも引きこもり(笑)ちなみに精霊魔法は使えるが神通力はないらしい。
エルダは、近所の人にはものすごく好かれている。エルダの好きな色々なものを神饌として奉納してくれる。お気に入りは、電気屋さんの奉納してくれたVR。泣くほど嬉しかったらしい。エルダは不老不死なので、姿が昔から変わらない。その変わらないものがあるのが、氏子たちにはいいらしい。
これは、神さまとして祭られているエルフとその巫女となった女子校生小金井小糸の物語。この1巻では特に大きな事件は起こらないが、雰囲気としてはエルダと小糸の日常をコミカルに描いたもののようだ。ただ、最後に大阪に住んでいる「広耳様」と呼ばれるエルダと同じような存在が出てくる。たぶんこっちはダークエルフだろう。どうもエルダのことを知っているようで、彼女に会いに行くようだが、果たしてどんな役割を果たすのだろうか。ただ、おみやのことを気にしていたので、シリアスな展開にはならないと思うが。
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