文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
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国立大の学費は、今でも高すぎる!

2015-12-02 17:45:54 | オピニオン
 gooニュース(朝日新聞)によると、「文部科学省は1日、年間約54万円の国立大学授業料について、2031年度には93万円程度に上がるという試算を示した。」という。今の年間54万円でも十分高いのに、いったい国は何を考えているのか。

 かって日本が貧しかった時代、国立大学の授業料は、高校より安く、家が裕福でない子も、やる気と能力さえあれば、大学に通うことができた。国立大学の授業料が安くなかったら、大学教育への道を閉ざされていた人間は数えきれないくらい多くいたのである。

 ところが、私大との格差が問題だということで、国立大の授業料は、どんどん値上げされてきた。その結果どうなったか。よく東大に通う学生の親の収入が話題になるが、つまりは、裕福な家の子でないと、国立難関大にはいけなくなったのである。

 そもそも、日本には、大学の数が多すぎる。その結果、遊んでいても卒業できるような大学や、学部が多くなってしまうのだ。せめて、この学部の卒業生には、最低このくらいの学業は積んでいなくてはならないという最低レベルを確保するために、全国共通の大学卒認定試験を行ったらどうだろう。それに達しない学生ばかりの大学には、補助金をカットするのである。

 資源も何もない日本には、人づくりしか残っていない。悪平等で、一律的な政策では、人づくりはできないのである。

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