文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

稚拙なネット住民を嘆く

2009-01-06 20:20:59 | オピニオン
 ブログを長く続けていると、時折、どこからかこそこそと、ゴキブリかカマドウマのように現れて、幼稚なコメントを残していく輩がいる。

 昨日も、「ワンピース」と名乗る自称26歳の男子が、このようなコメントを残していた。
<資格たくさん取ってるみたいですが趣味ですか?正直実際に活用しない資格を取得しまくるあなたって気持ち悪いですよ。いきなりで申し訳ないですが、我慢できなかったもので。>

 まあ、自分のブログのアドレスを正々堂々と残しているだけまだ感心なのだが、なんという稚拙な文章だろうか。 面白いので添削してやろう。教養がある人間だったらこう書く。

「資格をたくさん取られていますが、ご活用はどのようにされているのでしょうか?たくさんの資格をすべて活用するというのは難しいかと思います。なぜ、それほど多くの資格を取得されたのでしょうか?突然の質問で失礼かと思いますが、ご教授いただければ幸いに存じます」

 それはさておき、彼のブログを見ると、色々気になることがある。利口ぶった子供がいかにも言いそうな、稚拙な主張を並べているのだが、その中に「周りの奴ら全員頭悪過ぎ」といった、自分の劣等感の裏返しとも思える、他人を見下そうとする感情が垣間見える。最初に紹介したコメントも、自分にできそうもないことは、すべて否定してしまうことにより、仮初の自己満足を得ているのであろう。

 コメントの投稿時間を見てみると「03:36」である。いい若い者が、こんな時間に、こんなくだらないことをする暇があったら、他にやることがありそうなものだが。ネットの匿名性の世界に隠れてこそこそしてばかりいないで、もっとリアルな世界で、建設的な活動をして欲しいものである。

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「競争的な労働市場」は有効な処方箋か

2009-01-03 14:53:03 | 経済学
 池田信夫氏のブログ記事「奴隷制の効率性」で彼は、<理論的には、雇用問題を解決する最善の方法は、人的資本の売買を合法化すること>だが、それは政治的にできないので、事前の策として、<競争的な労働市場を作り出すこと>を提案している。

 彼は、<技術がモジュール化されて資本と労働の補完性(資産特殊性)がなくなり、労働者の外部オプションが内部労働市場と同じになれば、労働者の交渉力は資本家と同じになり>と主張しているが、果たしてそうなのだろうか。

 技術がモジュール化されるというのは、内部の特定の技能を持ったものでなくても、誰でもその技術が扱えるということであろう。しかし、それは、企業側に言わせれば、別に誰でもよいということであり、そこに、対等の交渉力が生まれるとは思えない。労働者のほとんどは、野球の3割打者のような交渉力はないのである。


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○関連記事 
「技術が上がれば労働需要が減る」:404 Blog Not Found


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今年の目標

2009-01-02 14:11:23 | その他
 色々な人のブログを訪問していると、今年の目標を掲げている方が多いのに気が付く。だからという訳でもないのだが、私も、今年の目標を掲げてみよう。

○資格関係
 今年は、合格した資格の数が80を超えたいと思う。
 具体的な計画は、また日を変えてアップしよう。

○放送大学
 最近、意欲が減退しているが、年間10単位程度を目指してがんばろう。3回目の卒業は来年以降か。

○その他の学び
 主専攻は言うまでもなく電気工学だが、近年は管理的な仕事が多いので、今年は原点に帰って、物理関係や電気・電子工学関係の専門書を2か月に1冊は読みたい。
 また、一応放送大学で経済学を中心に勉強して「社会と経済専攻」を卒業しているが、こちらの方も、同じくらいは読みたいものだ。

○ブログ
 現在、私は、このブログを含み3つのブログを運営している。一番長く運営している「読書と時折の旅」は、この15日で満3周年を迎える。このブログには、既に1000日以上、毎日記事(出張などで後日掲載したものもあるが)更新を続けてきた。読んだ本の備忘録や旅行の記録と文章修業の1000日行を兼ねて続けてきたが、なんといっても時間を取られる。このあたりで、少し方向性を考える時期に来ているのかもしれない。
 今年は、この「文理両道」の方を強化し、ここを中心に、もっと色々なブログと意見交換などを行っていきたい。「読書と時折の旅」の方は、一応毎日更新は目指すものの、もっと記事を簡略化してあまり負担にならないようにしていくつもりだ。「本の宇宙」の方は、それほど更新頻度が高くないので、現状維持といったところか。


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