曇り、22度、86%
家人が、日本に出張でした。帰って見えるといつものことながら、美味しいものを運んで来てくれます。
上用の和菓子です。おまんじゅうや、最中のときは、そんなに思わないのですが、きれいなお造りの和菓子を見ると、やっぱりお茶と一緒にと思います。そんな事言っても、お盆の上でサッサと点てるだけです。最近お茶椀に使うのが、イタリアトスカーナのペロションさんの器。
直径が15センチほどの浅めの器です。もちろん、お茶用の器ではありません。時には、少しだけお刺身を盛り込んだり、お漬け物を入れたりします。器として使っている時に気が付かないこと、それは、口当たりです。見た目にも薄く作られているペロションさんの器ですが、お茶を飲むときの口当たりは優しく感じます。カップ以外のものを、口に持って行くのは日本人くらいでしょう。ペロションさんだって、ご自分の作った器を口に持って行く人がいるとは、ご存じないと思います。
以前漬け物を入れたときにも書きましたが、イタリアの人の作る器が、しっかりと日本的な食べ物を受け止めてくれます。私、何も一器多用を心がけているわけではないのですが、好きな器を好きなときに使っています。