チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ウッドブロックプリント インド

2011年11月09日 | 身の回りのもの

 雨、21度、98%

 インドのテキスタイル、ウッドブロック、木型で染められた布達に魅せられたのは、香港に来てからでした。当時は、まだイギリスの統治下、イギリス人が経営するインドのものを集めた店が今よりありました。それもそのはず、インドもイギリスの統治下の時代が永かったのですから。その頃の香港の日本人の間では、インドの布よりバティックの方が、遥かに人気がありました。確かにバティックも素敵ですが、なぜか私は、インドの布の方に親しみを覚えて行きました。

  ウッドブロック、木型です。丁寧に彫られた木型で、天然の染料で染められた布。手で、型を捺します、当然、機械染めとは違って型のずれや、にじみが出てきます。

 20年以上前に求めたスカーフです。  オウムの柄で、薄い薄い木綿です。ふちには、ビーズの飾りがついています。

  同じ頃求めた、テーブルクロスです。色があせてしまったので、風呂敷に仕立て直したり、アイロン台にカバーとして使ったり、最後の最後まで使い切ります。

 今回のインド行きで、ぜひとも買ってきたかったのが、この木型染めのキングサイズのベットカバーでした。ベットにかけるのではありません。

  ソファーにカバーリングする為です。我が家の持ち物でないソファーです。大家さんに入居時に、必要ない、といったのですが、持ち出してくれませんでした。革ですが、何ともいえない変な緑色のソファーです。そこで、カバーをかけることに。

 初代は、 この布でした。これは、香港で求めたインドの型染め。ずいぶん思い切って買った覚えがあります。パグ犬モモが我が家にやって来て、さんざん、ここ掘れワンワンとやってくれたものですから、穴が開きました。

  4年前にインドに行ったおりもとめたのが、こちらです。いつもいつも同じではと思い、替えを求めたいと今回思っていました。時間があまり買い物に取れませんが、こうした大きなものを扱っている店の場所は解っています。店に着くなり最上階のベットカバーコーナーへ。3種類ほど、広げて見せて貰っているところに、家人がやってきました。お金を出してくださる方ですから、どれが好いでしょうね?と尋ねました。広げてもらっているのを、ちょっと見た家人、我が家らしくないのにしなさい。と一言。家人が選んだのが、こちらです。

  あ~、聞くんじゃなかった。と思っても後の祭り。パターンは、インドの花です。ヘレンドンの食器にもある、インドの花シリーズ。

  よく見ると、型のずれやにじみがありません。こちらは、型染めでなく、機械染めかもしれません。まあー、しばらく気分転換。これは、私のチョイスではありません。くれぐれも。

 インドの型染めのテキスタイルは、船で、フランスのマルセイユに運ばれました。そこで、フランス人たちが作り始めたのが、ソレイアードの布です。ソレイアードの布も、今は、機械で染められるようになったと聞きます。それでも、大柄な花に、ペズリー柄とインドの影響が色濃く残っています。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする