晴、12度、64%
庭造り1年生、やっと1年回って少し植物の四季が理解できるようになりました。少しずつですが、庭をこうしたい、ああしたいという構想も出来てきつつあります。ただ一箇所、帰国前からの夢だったハーブの畑だけはすでに思うような形になってきています。香港では気候的に育たないハーブもありました。その上、プランターしかありませんでした。
昨年からハーブの一角だけは、少しずつ手を入れていました。びわの木の下、1メートル四方に届かない大きさです。雪も降り寒かった冬でしたが、パセリ、イタリアンパセリ、オレガノ、タイムは雪をかぶって冬を越しました。暖かくなり始めると、勢いをつけて新芽を伸ばします。ミントは香港で育てていたものを主人がこっそり持ち帰ってくれました。春になって待ってましたとばかりに芽を出しました。そして、どうしたことか普通のミントの5倍もある葉っぱをつけています。 まるでおばけミントです。春になってディルとルッコラを植えました。小ねぎに至っては買ってきたわけぎの根っこを埋めていただけです。咋秋遅くに種を蒔いたコリアンダーは双葉のまま植木鉢で冬を越しました。この畑に下ろすとみるみる成長しました。数日前、本葉が4つになった大葉を植え込みました。あとはバジルが本葉4枚になるの待って植え込むのみです。共生が難しいチャービルやタイムは鉢植えにしています。庭の真ん中には大きなローズマリー、東の隅にはローレルと山椒があります。
びわの木の下ですが、1日を通してよく日が当たります。ハーブは雑草と思っていますから、香りを飛ばさないように水遣りもこまめではありません。このハーブのおかげで私の食卓はいつも緑があります。タイムのピンクの花が咲きました。 こんな小さな花にもミツバチが寄ってきます。タイムの蜂蜜は癖のない味であのタイムの香りをまとっています。盛夏になればバジルも大葉も成長して、緑がまだ深くなります。 朝、寝室のカーテンを開けるとすぐに目に飛び込んでくるハーブの緑、風が吹くとかすかにハーブたちの香りの合唱です。やっと手に入れたハーブの畑です。