雨、22度、67%
主人が香港から帰ってくる直前に北海道のアスパラガスを4キロも頂戴しました。4キロ、ずっしりと持ち重みするアスパラガスです。主人も私も大好物。さてどうやって頂こうか。既にこの4キロのアスパラガスは主人と私のお腹の中です。
荷物を開けて私がしたことは、大きなアスパラガスを1本取り出して、そのまま頭から食べました。根元のどの辺りから筋っぽくなるかを知りたかったのです。ところが1本丸のまま、筋もなく皮も固くなく食べることができました。つまり廃棄率0のアスパラガスです。その日は お味噌汁。火が通るとアスパラガスのあの匂いです。アスパラガスのお味噌汁は初めてです。贅沢だわ。
主人が帰って来て2日続けて、お昼ご飯はパスタにアスパラガスを合わせました。 パスタとアスアラガスを湯がいて、キッパーの油漬けを添えクリームソースです。キッパーの塩気とアスパラガスの甘みが素直に美味しい。翌日は、 アスアパラガスは焼きました。そしてスモークサーモンのパスタと合わせました。焼くと湯がくより甘みが増します。ただし、湯がいた時の方が香り立つことがわかります。
昨日の「シャルキュトリー 」のお夕飯の日は、 アスパラガスのスープで始まりました。1本丸ごと柔らかなアスパラガスですが、実は4キロ分のアスパラガスの根元を全部切って取り置きました。 アスパラガスの香りと甘さを生かすために薄味に仕立てました。「シャルキュトリー 」といい、アスパラガスのスープといい、贅沢なお夕飯でした。
和風のお夕飯の日には、焼いたアスパラガスを湯葉と炊き合わせました。 焼き目がついたアスパラガスが香ばしくて、湯葉の優しさといい相性です。
お昼ご飯にキッシュを焼きました。 ベーコンを入れるか迷いましたが、アスパラガスだけです。さっと湯にとって卵のアパレイユと焼いたアスパラガスのキッシュです。ごろりと口に当たるアスパラガスは幸せです。
最後に取ってあったアスパラガスは、 「ケークサレ」に丸のまま入れてみました。佐渡島のドライサラミも丸のまま彩に入れて焼きました。 カチカチのサラミでは丸のままとはいきません。味のアクセントにピンクのペッパーコーンが散りばめられています。最後に「ケークサレ」を焼くために、きちんと本数を数えてアスパラガスを使いました。
この1週間アスパラガス尽くめでした。こんな贅沢ができるなんて、スープを作るにもお高いアスパラガスでは手が出ません。台所に立つのが楽しかったこの1週間です。主人も満足して香港に戻りました。おごちそうさま。