チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

おさるのジョージの原画展

2018年05月04日 | 日々のこと

晴、14度、55%

 息子が幼稚園の頃読み聞かせた本の一つに「ひとまねこざるのジョージ」のシリーズがあります。 私が書いた裏書きから、1983年、息子が5歳の時の求めた本です。このシリーズは息子よりも私の方が気に入っていたかもしれません。このジョージの絵本の原画展があると知りました。まさかこの福岡でジョージの原画が見れれるとはと、連休の朝から出かけました。

 デパートの最上階の会場に向かうエレベーターの中は親子連れでいっぱいです。かなり小さな子供もいます。親御さんが本の原画展に連れてくるなんて、なかなかだわと感心します。

 マーガレット レイ、ハンス レイ夫妻によって書かれたこの絵本は、字が読めない子供でも絵を見ているだけで引き込まれていく楽しさがあります。展示には、本の夫々の原画の他に使われなかった原画もあります。印刷されたものよりもっと柔らかなタッチです。少し大きな子供達が声をあげながら行ったり来たりする中をゆっくり回りました。レイ夫妻のパスポートや手帳などの展示もあり興味深いものでした。ご夫婦で共同制作、面白い話を知りました。ジョージの仕草や表情の元はなんとマーガレットが真似たものをハンスが写し描いたのだそうです。絵本の所々には自分たちの姿も書き込んでいるとのこと、家に帰って早速確かめました。ユーモア溢れる話です。

 気が付けば、子供も連れずにこんな年のおばさんが一人なのは私だけ。帰り際には展覧会グッズのコーナーに寄りました。原画のレプリカがあれば買おうと思っていました。残念なことにここは日本です、子供向けのグッズばかりで何も買わずに出て来ました。

 実は、 こんなブリキのバケツを持っています。20年以上前に買ったものですから、中には錆が出ています。ブリティッシュミュージーアムの売店の出店が香港 セントラルのプリンスビルにあった頃に求めたものです。ツタンカーメンのミニュチュアや難しい名前の半輝石に混じって売られていました。

 久しぶりに絵本を紐解くと急に時間の流れが止まります。原画の色使いが素敵でした。原画を見ると描いた人の人となりまでが伝わって来ます。ワイワイと子供が騒ぐ中、心温まるひと時でした。

コメント
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