チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

紐をかける

2024年02月27日 05時04分42秒 | 美味しいもの

曇、6度、76%

 「過剰包装」が減って来たと感じます。デパートに頼んだ贈り物、店員さんが「包装紙は外箱だけにしますがよろしいでしょうか?」と尋ねられます。幾重もの包装紙、その上紙袋、確かに過剰な包装でした。有料化に伴い私たちに意識も変わりました。それはとってもいいことだと感じています。

 子供の頃は「セロテープ」が普及していませんでした。「輪ゴム」も少なかったように記憶しています。和菓子屋さんでお饅頭を買うと薄板に包んで簡単な包装紙にくるりとひとまわり「紐」をかけてくれました。「紐」も紙で出来ていました。糸巻きのように巻かれた紐はショウケースの横の壁にぶら下がっていました。お寿司屋さんで包んでもらった太巻きやお稲荷さんも同じように「紐」をかけられて手渡されました。子供の私はそのお店の人が「紐」を巻く様子が手品のように素早く器用なのを見上げていました。

 しばらくすると輪ゴムの登場、新聞紙に包んだ卵もこの輪ゴムに守られました。そして「セロハンテープ」の登場です。包装紙にきちんとテープが留められ、「紐」は姿を消しました。紙の「紐」を巻いた糸巻きの姿はもうどこにもありません。

 先日いただいたお煎餅、まずは父母に供えました。よく見ると包装紙の上から縦方向にひとまき「紐」が巻かれています。しかも紙の「紐」です。ひと結びの結び目はキリリと見えます。「懐かしい。」紙の「紐」が存在してることに驚きました。この包み「テープ」は使われていません。

 手慣れた方がくるっと「紐」を回す様を思い浮かべます。「紐」を結び、鋏で切ります。手の動きも、「紐」がかかった箱も美しい。

 お煎餅の入った箱、「紐」がかかった様が端正なので開けることが出来ずにいます。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ナッツの砂糖がけ「SHUKA」 | トップ | イソップ「ハンドバーム」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿