曇、18度、74%
小さい頃は「クリームパフェ」や「プリンアラモード」をよく食べました。決まって福岡の中洲にある「不二家」でした。一階が店頭、二階がレストランでした。二階の窓辺が好きな席で路面電車を見下ろして食べました。あれからもう半世紀以上経っています。考えてみると息子が「パフェ」や「アラモード」を食べている姿を思い出せません。私の幼少期の流行りだったのでしょうか。
この夏の暑さはひとしおで8月ごろから「パフェが食べたい。」と思うようになりました。桃の頂き物がありました。「桃のパフェを作ろう。」そう思うのですが、チクチクの手が止まりません。刺繍を始めると椅子から立つのが億劫になります。そのうち9月に入りました。シャインマスカットをいただきました。「よし、シャインマスカットのパフェだわ。」でもチクチクの手が止まりません。そして10月栗の季節になりました。あと一つチクチクしなくてはならないものがあるのですが、数ヶ月座り続けていましたのでちょっと休憩することにしました。間違いなく今年中に刺し終える見通しが出来たからです。
「栗のパフェ」を作ろうと大好きな この「マロンペースト」に生クリームを混ぜて「栗のアイスクリーム」を作りました。この「マロンペースト」は甘く味が調合されています。他のメーカーのものより栗の風味が強いと感じます。そこへ昨日偶然にも「丹波の栗」をいただきました。大きな栗です。急いで剥いて、薄い塩味の「渋皮煮」を作りました。ペーストが甘いので甘煮にしませんでした。
栗の準備に手間取って、やっとおやつに間に合いました。「栗のアイスクリーム」とホイップクリームを交互に絞り、中には「渋皮煮」を砕いて入れました。一番上には丸のままの「丹波の栗」を一つ、庭のミントの新芽を飾ります。
「パフェが食べたい。」と思い始めて3ヶ月やっと念願が叶いました。クリームとマロンが口いっぱいに広がって、「ああ、幸せ。」もう一つ作ろうかと思いましたが、これ一つでお腹が一杯になりました。
茶色と白のコントラストが秋らしく感じるパフェです。栗とミントの相性は抜群です。お酒を合わせるなら栗はラム酒です。おやつなのでラム酒は省きました。
もうすぐイチゴが出て来ます。今度は「イチゴパフェ」を作ろう!
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