睡蓮
晴れ、27度、83%
福岡城のお堀端、春は桜、夏はお堀の睡蓮で彩られます。福岡城は、火の見櫓を残すばかりで、お城はありません。正確には、福岡城跡。同じ敷地内に。お城より歴史がある、鴻臚館跡の遺跡があります。鴻臚館は、奈良時代の海外からの客をもてなすための建物でした。それ以前にも、筑紫館といい、海外からの使節をもてなす建物もありました。福岡は、古くから中国、韓国との架け橋となる港町です。現在も、韓国から船でやって来る観光客は、日本で一番多いそうです。 お城はありませんが、城周りの白塀が遠くに見えます。
ふた月前に戻ったおり、蓮が水面に葉を拡げ始めていました。暑さと雨が多いせいでしょうが、お堀中蓮です。 お堀の土手に、歩道から下りることが出来ます。蓮の葉も花も、なんと水面から1メートル以上もあります。蓮林のようです。
アメンボもすいすい泳いでいます。でも、なんだかおかしいわね?よく考えてみると、そうです、蓮って、こんなに背が高かったかしら?
水面に葉を浮かべ、その葉の合間から、白やピンクの花をつけるのが、蓮だというイメージがあります。こんなに背が高いと、趣がありません。蓮も種類があるのかもしれませんね。モネの睡蓮だって、親指姫が座っていた蓮の葉だって、水面に大きく浮いています。
葉の勢いに押され気味な花たち、緑の中から、顔をのぞかせています。蓮は花を見るものか、葉を見るものか、雨の後の蓮の葉は、殊更に美しいと思います。