チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

睡蓮

2012年08月21日 | 

晴れ、27度、83%

 福岡城のお堀端、春は桜、夏はお堀の睡蓮で彩られます。福岡城は、火の見櫓を残すばかりで、お城はありません。正確には、福岡城跡。同じ敷地内に。お城より歴史がある、鴻臚館跡の遺跡があります。鴻臚館は、奈良時代の海外からの客をもてなすための建物でした。それ以前にも、筑紫館といい、海外からの使節をもてなす建物もありました。福岡は、古くから中国、韓国との架け橋となる港町です。現在も、韓国から船でやって来る観光客は、日本で一番多いそうです。 お城はありませんが、城周りの白塀が遠くに見えます。

 ふた月前に戻ったおり、蓮が水面に葉を拡げ始めていました。暑さと雨が多いせいでしょうが、お堀中蓮です。 お堀の土手に、歩道から下りることが出来ます。蓮の葉も花も、なんと水面から1メートル以上もあります。蓮林のようです。 アメンボもすいすい泳いでいます。でも、なんだかおかしいわね?よく考えてみると、そうです、蓮って、こんなに背が高かったかしら?

 水面に葉を浮かべ、その葉の合間から、白やピンクの花をつけるのが、蓮だというイメージがあります。こんなに背が高いと、趣がありません。蓮も種類があるのかもしれませんね。モネの睡蓮だって、親指姫が座っていた蓮の葉だって、水面に大きく浮いています。

  葉の勢いに押され気味な花たち、緑の中から、顔をのぞかせています。蓮は花を見るものか、葉を見るものか、雨の後の蓮の葉は、殊更に美しいと思います。

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スパンコールの指輪

2012年08月20日 | 身の回りのもの

晴れ、26度、福岡

 昼間の気温は、34度。香港よりも暑いのですが、どこか秋の気配を感じます。

 北欧のものを扱う素敵な雑貨屋さんの前を通りかかると、ウィンドーの小さなコーナーに4色の小さな丸いものが光ってます。白、黒、金にシルバ−。スパンコールとビーズで出来た小さな花です。リングと書いてあります。早速、お姉さんに出して見せてもらいました。

  コロンと指に納まります。黒だと、思い感じです。金だと、肌の色に馴染みません。2.5センチほどありますから、目立つのですが、思いきって白を求めました。指輪を付けなくなって、随分になります。指輪だけでなく、アクセサリーの類いをほとんど付けません。珍しい買い物です。指輪と言っても、ビーズとスパンコールですから、お値段は1000円ちょっとです。

 秋の気配を感じて求めた、白い指輪です。 包んでもらわずに、そのまま指に付けて戻ってきました。久しぶりに、この可愛い指輪を、毎日お供にしましょう。

 

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初めて買った料理の本

2012年08月19日 | 

晴れ、26度、福岡

 昨日、朝一番に実家の玄関を開けました。人が住まなくなって、1年以上になりました。あちらこちらに、蜘蛛の巣です。雨が多かった、この夏、黴臭くもあります。窓を開け放って、さあ、あちらの部屋、こちらの部屋にある本を、玄関に運びます。本を売ることに決めました。

 元から実家にある本に加えて、25年前、香港に向かう我が家の本は箱に入ったまま置いてありました。25年ぶりに、黄色く変色したテープをはがして行きます。どんな本が出てきても、今回持って行ってもらうつもりです。

 大学に入って、一人で生活するようになりました。恥ずかしい話ですが、料理などほとんどしない母の元で育ちました。そんな私が、初めて買った料理の本が、「洋食のこつ」日本橋のたいめい軒の先代の茂出木さんの本です。昭和50年刊。40年近く前の本とは思えないほど、素敵な本ですね。ただ、この本普通の料理の本と違って、分量が書かれていません。ぱらぱらめくって見ました。我が家の普段の洋食の基礎は、どうもここにあったようです。コーロスローなんて、当時は家庭料理ではありませんでしたものね。

 この本とべったりくっ付いてでてきたのが、 やはり初めて買った、洋菓子の本。よく作ったババロアのページなど、クリームやなんかが飛んで、シミだらけ。こちらも昭和50年刊。

 それにしても、玄関の部屋に積み上げた本は、かなりの量です。亡父の仕事柄の珍しい写真集や美術書は、まだ手を付けていません。さあ、今日本屋さんがきてくれる前に、もう一仕事。また、何か出て来るかしらね。

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空の上は秋に

2012年08月18日 | 日々のこと

晴れ、26度 福岡

 昨日のの夜中、香港は強風注意報のシグナルがでていました。台風13号によるものです。シグネルは台風の接近距離によっって、数字が変わります。シグナル3なら、まだ遠くにいます。その次が何故かシグナル8。このサインがでると、交通機関は、ほぼ全面ストップです。離島に向かう船もタクシーだって、バスひとつ動いていません。昨日の朝まで、そのシグナル8がでていました。朝の、6時にシグナル8は解除されたものの、飛行機が、予定通りに飛ぶか心配でした。

 多くの飛行機が離発着する香港の空港、普段でも離陸の際待たされるのに、どうしたことか、予定通りに飛び立ちました。2ヶ月前も、この同じ航路に乗りました。 香港島の我が家の上を飛んでいます。流石に、台風の後の厚い雲、揺れが激しく続いていました。ところが、その厚い厚い雲を、抜けると、 いつものように、青い空が拡がります。空の色もさることながら、雲海の美しさに魅せられています。

どこまでも続く雲海を期待していた私です。台風が、雲も掃き去ったように、昨日は、下の海も、島々も雲間から見て取れます。 台湾です。

   海と空が、ひとつになって見えます。雲海でなく、空に浮かぶ雲たちです。そうそう、雲が秋の雲に変わってきています。 こんな雲だって、2月前とは違って、軽い感じです。

  長崎かしら?もうすぐ福岡です。 福岡の海ノ中道が見えてきました。漢の国からの金印が見つかった志賀島を結ぶ、海の中の道です。3時間ほど、空を見ているだけで、雄大なドラマでした。

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IKEAのおくるみとパグ犬モモ

2012年08月17日 | もも

曇り、27度、83%、シグナル8

 7年ほど前に、赤ちゃんが家にくることになりました。モモさんが、我が家にはいますし、赤ちゃんには清潔にいてもらいたいと思って、赤ちゃんが見えたら、大きなバスタオルの上で寝てもらうつもりにしていました。そんな時、何かの用事で行った香港のIKEAで、赤ちゃんのおくるみを見つけました。

   2枚が一組。コットン100%、ネルの厚めの生地です。ネルの手触りは、小さい頃のパジャマの思い出につながります。バスタオルでなく、このおくるみをベットに敷いて、赤ちゃんを迎えることにしました。

 さて、赤ちゃんはこのおくるみの上で、目を覚ますこともなく、若いお母さんに抱かれて帰って行きました。残ったこの2枚のおくるみ、ウサギと人参の柄が可愛くて、さて何に使いましょうか?

 モモさん、小さい頃から、高いところにジャンプして上ります。食卓の椅子は、テーブルの上を監視するモモさんの定番の場所です。それで、椅子のマットはすぐに汚れます。

   

 マットにカバーをかけてますが、お客様が見えたら、パッと取り除けれるように、このおくるみをのせてあります。椅子を2つ並べてるのは、モモさんの落下防止のためです。

 昨夜半から、台風の接近でシグナルが8になりました。あと1時間もすると、シグナルは3に変わるそうです。この分なら、飛行機は飛びますね。3晩、モモさん、お留守番を頼みますね。

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料理番組

2012年08月16日 | 日々のこと

曇り、25度、93%、シグナル1

 私が、香港にやって来た25年前、香港の4つしかなかったテレビチャンネルで唯一、料理番組と呼べる物がありました。方さんという中年の婦人が、中華の家庭料理を紹介していました。もちろん、地元の香港人向けの番組でした。彼女が、紹介した料理は、香港の家庭の夕飯になるので、スーパーでは、その日の材料が売り切れるとも聞きました。後に知ったことですが、方さん、香港の草分け的な料理家だそうです。見出しの写真は、本屋で方さんの本を撮ってきた物。眼鏡をかけているのが、方さんです。

 その方さんの料理番組を初めて見た時に、びっくりしたことがありました。料理をスタジオで作るのに、エプロンはしていません。野菜を切る手元の指には、大きな指輪。腕時計もしています。私が日本を出たのは80年代の終わり頃。グルメという言葉は既にありました。料理研究家なるものも、ちらほら出てきていました。でも、テレビの料理番組には、エプロンを付け、貴金属は身に着けない人が、料理を教えてくれていました。

 現在の香港、日本のテレビ番組は、民放もほとんど全て見ることが出来ます。我が家も、そのチューナーを買ってあるのですが、接続もしないままです。NHKワールドという衛星番組だけが、日本の番組です。ほとんどがニュース、しかも、日本語での番組は、ごく一部です。海外向けですので、日本の家庭料理を紹介する料理番組もあります。4月から新しい料理家がでてきました。料理家と作り方を習う若いタレントと二人で番組は進められます。会話は全て英語です。

 2週間ほど前のその番組で、料理家に習って、タレントが野菜を切るシーンがありました。大写しになった包丁に添えられた彼女の指は、山吹色のマニュキュアが施されていました。その日の、彼女の服装にマッチした色です。そして次は、真っ白いおにぎりの握り方を習っています。料理家の方も、いつも、今からお外に食事に行きますといった風情の服装に、地味ですがラメのマニュキュアです。この二人に、どこかの喫茶店でお会いしたら、センスのいい人だなと、感心したに違いありません。

 今週のこの番組、料理家が男性の番でした。やはりタレントの女性は、ブルーと黄色のマニュキュアをしています。ところが、キュウリを切る段になって、大写しの彼女の手は、薄いビニールの手袋がされています。やはり、どなたか私のように、きれいなマニュキュアの色に、違和感を覚えた人がいるのかもしれません。

 ちょっと気になって、アメリカではどうなのかな?と、料理家、生活クリエーターのマーサ シュツアートのチャンネルを開けてみました。たまたま、マーサとアメリカの料理家の大御所亡くなった、ジュリア チャイルドがアイオリーソースを作る番組でした。マーサは、短い爪に透明のマニュキュアをしているようです。ジュリアは、結婚指輪にいつもの大きなイアリング、でも、爪は短くマニュキュアはしていません。

 かくいう私、NHKの料理番組にでている若いタレントの女の子、好きなんですが。

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カヤジャム

2012年08月15日 | パン

晴れ、26度、87%

 家人が先日、シンガポールからカヤジャムを買ってきてくれました。カヤジャムは、ココナッツミルクと卵と砂糖を煮詰めて作ったスプレッドです。そこに、パンダンという笹の葉っぱのような葉のエキスを混ぜます。パンダンは、甘い香りと緑の色付けのために使います。東南アジアのお菓子できれいな緑色をした物は、本来はパンダンで色付けする物です。でも、あまりに鮮やかな緑は、きっと人工着色料ですね。

 シンガポールの特産かと思っていると、フィリッピンでも作っているようです。ここ香港でも、スーパーでお安く手に入れることが出来ます。ところがきれいな緑色。人工着色料で色付けされた物です。シンガポールやマレーシアでは、カヤトーストとして食べます。トーストにバターとカヤジャムを塗って、サンドにして食べるのが本式のようです。気軽なスナックのようですが、ラッフルズホテルのコーヒーハウスのメニューにもあるそうです。そこで、久々に食パンを焼くことに。

  家人が帰国したおりに買ってきた、昭和製粉の強力粉を使ってみました。昭和製粉の粉を使うのは、初めてです。お願いもしないのに、よくいろいろなメーカーの粉を見つけてきてくれます。

 昭和製粉のこの強力粉、すばらしく伸びがいい粉です。しかも縦によくのびてくれます。発酵中もいい香りです。

 焼き上がりました。 オーブンの開く音がすると、 やっておみえになる方が、モモさんです。そりゃあ、これだけいい匂いですものね。このパン、若干うまみが少ないようですが、食パン向きの強力粉です。

 ココナッツミルクが大好きな私、 自然のパンダンで色付けされたカヤジャムを、パンに塗る前にペロリ。甘みが程よくて、美味しい。カヤ、マレーシア語でリッチという意味だそうです。確かに豊かな香りです。

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雨の日の靴 マークジェイコブス

2012年08月14日 | 身の回りのもの

晴れ、25度、91%

 今年の香港、よく雨が降ります。優しい雨ではありません。ドッサッと降ってくれます。しかも、急に降ることもあります。雨に濡れると革の靴が傷みます。靴を脱いで、持って歩きたくなることすらあります。まして、我が家は高いところにあり、道だって水の流れが急です。

 15年ほど前、長靴を買いました。当時、香港で売られていた長靴は、魚屋のおじさんが履くような物ばかりでした。たまたま、どこかの倉庫セールで、残り物らしきイタリアの長靴を見つけました。サイズは少し大きめ。たった2ペアしかありませんでした。とっても安かったように覚えています。雨が降ると怖いものなしで、その長靴を履いていました。でも、雨が上がると、重いし、暑いし。急に、ドンクサくみえます。それで、捨ててしまいました。

 ここ2、3年、日本の影響もあってか、カラフルな長靴が売られています。長靴にショートパンツを合わせると、見た目もすっきりしています。ところがやっぱり人が履いているのを見ても、雨が上がって、お日様が照り始めると、長靴はいただけません。

 5年ほど前に求めたのがこの、ビニールで出来たマークジェイコブスの靴です。

雨用なのかは解りませんが、色も沢山ありました。ジャパジャパ濡れても、雨がやめば、そのうち乾きます。足元が重苦しくありません。2シーズン続けて売られましたが、最近見かけません。足先のネズミのひげのところが、切れてしまいました。

 このところ、ビーチサンダルが全盛です。新しい雨用の靴を探してますが、ビーチサンダルではね、何分にもいい年ですから。いつものことながら、好きな靴が傷みだすと、胸まで痛みます。

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刺繍の木枠

2012年08月13日 | クロスステッチ

雨、25度、91%

 ひとつのことを永く続けていると、それにまつわる物が、次第と増えて行きます。刺繍だと、まずは糸。一目、二目しか刺さない色でも、その色をいとおしく思うばかりに、他の色で代用出来ません。布だって、思い立ってすぐ刺せるように買い溜めます。

 クロスステッチは枠に張らなくてもいいと言われていますが、麻布に刺す場合はやはり枠を使った方が、刺し易いと思います。そんなわけで、

   丸枠大小、楕円の木枠。

   横が、30センチ40センチある、四角の木枠。これは、上下の棒に付いている、キャンバス地に刺繍布を仮縫いして、巻き上げて使います。

  布を張った状態です。今回の刺繍は、少しばかり大きいので、40センチ幅の枠に布を張りました。丸枠のように軽くはありません。せめて、上端だけでも固定して使います。この四角の木枠を、固定してのせることの出来る足を、作ってもらおうかと何度も考えました。椅子に座って、楽に刺せそうです。思い続けて、随分になりますが、まだ実行出来ずにいます。

 先日、シャネルの刺繍を手がけている、フランスのルサージュのアトリエの写真を見る機会がありました。四角の木枠に張られた布に、足付きの台、そしてもう一つ大事な採光。一人一人に、手元ランプが置いてあります。驚いたことに、随分お年の男性も木枠に向かっています。亡くなったルサージュ自身も、男性でした。私も、年をとっても針を持ち続けたいと、思わせる写真です。

  今回は、久々に目の一番細かい布を使っています。普段使う10の目より、12のこの目は、ごく僅かしか違いがないのに、刺した感じが全く違います。10だと、糸が布に張り付いたように、拡がるのに比べて、12は細かい分一目、一目が盛り上がっています。めがねをかけての作業です。ひと針ひと針を、大事に刺して行きましょう。チクチク。

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うちわとお散歩 パグ犬モモ

2012年08月12日 | 日々のこと

雨、25度、95%

 京都の方から、うちわを先日頂きました。とってもしっかりとした柄が付いています。大きめな丸みも面白く、絵柄もスッキリ。日本にいる頃は、ちょっとした配り物で、うちわを頂くことが多かったのに、香港ですから、うちわなんて頂きません。

 今年の香港、雨が多いのも手伝ってか、蚊が随分発生しています。ちょっと薄暗い湿ったとこなどは、ブンブン。そんな場所ばかり選んで歩く、我が家のモモさん。蚊除けとお供の私の涼のために、うちわを持ってお散歩に出かけます。

   このうちわ、裏には、柴田豆まると書かれています。お茶屋さんのうちわです。お茶を売っているお茶屋さんでなく、きれいなおねえさんがいるお茶屋さん。きっと、柴田の豆まるねえさんの配り物でしょう。艶っぽいうちわを持って、味気なく蚊を追っ払ったりしています。なんだか申し訳ない。

 うちわは、丸亀の特産かと思っていた私、京団扇、江戸団扇とそれぞれに特徴があるそうです。頂いた団扇の柄には、黒いまるが2つ書かれています。何だろうな?豆まるねえさんのマークかしら?

 この暑い夏ももう一息。頂き物のクールエプロンに頂き物のうちわを持って、モモさんの散歩は快調です。

 パタパタしていると、すし飯を作りたくなりました。きっと、いい艶が出そうです。

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