チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ホームシック

2018年09月10日 | 香港

雨、22度、90%

 ここ数ヶ月ホームシックです。おかしな話ですが、人生の半分近く住んだ香港にホームシックです。福岡の街中で香港からの観光客の話す広東語を聴くと胸が痛くなります。敏感に香港という言葉に反応します。いえ、このホームシックが来ることは帰国を決めた時からわかっていました。もっと早く来ると思っていました。1年半にしてやって来ました。おそらく思いもかけずに帰国3ヶ月でモモさんを亡くしてしまったのでホームシックが遅くなったのだと思います。

 恋しいのは空気の匂い、湿度の高いまとわりつくようなあの感覚、高いビルの上の小さな空。 どこに行っても人が多く、声高に話す広東語。食べ物も懐かしい、けどこれも帰国前からわかっていたことです。

 今月末に予定していた主人とのヨーロッパ行きを断りました。ヨーロッパに行くぐらいなら香港の方がいいい、本音です。毎日のように香港の写真を見ています。 九龍サイドから写した香港島、この写真の中にはモモさんが休んでいた我が家も写っています。どこへ行く、何をするというのではなく、2階建バスに乗り広東語のざわめきを聴きながら田舎に向かいます。日本人のいないような田舎の町までよく足を運びました。私を育ててくれた街です。

 まだいつとは決めていません。主人は「いつでもおいで。」と言ってくれます。年内には必ず戻ります。見出し写真のような朝焼けを懐かしく思います。

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ココさん、3度目のヒートです。

2018年09月09日 | ここ

雨、21度、90%

 ココさん3度目のヒートがやって来ました。困ったことに今だにパンツを履いてくれません。パンツを履かせようとすると大暴れ、いえ、パンツを見ただけでひっくり返って反抗します。まだまだ、怪獣です。困っているのは私です。後始末に追われます。

 やっと涼しくなって来ました。庭にも出るようになりました。暑いうちはドアから顔を出すだけでお庭で遊ぶこともありませんでした。朝晩のお散歩だけは「ガーガー」言いながら喜んで出かけます。「ガーガー」があまりに大声なので「ココちゃんが来たってすぐにわかるよ。」とご近所のおじさん。用足しはこの散歩で終わらせます。つまりトイレのためのお散歩です。家の中は冷房が効いていますから走り回ります。

 ココさんのことをブログにあげないのでご心配してくださってか、「ココちゃんはお元気ですか?」と尋ねてくださる方があります。インスタグラムに毎日ココさん登場しているので、そちらをご覧の方は元気な様子を見てくださっています。毎日見ているとわかりませんが、インスタグラムを通して見るとココさんの顔つきがパグらしくなってきたのがわかります。相変わらず、 こんな変な座り方もします。まるでミーアキャットです。

 昨日から急に肌寒くなりました。いつもの場所にいないなと思って探すと、 ベットの自分の場所で丸くなっています。ヒートでいつもの体調でないのかもしれません。2日続けて、長いお散歩にも行きました。雨の中でも平気に歩きます。

 ココさん2度目のヒートはひと月にも及びました。今度もその覚悟です。ヒートが終わって寒くなったら避妊手術をしてもらうことを決めました。最後のヒートです。ゆっくり寄り添ってやるつもりです。

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化粧水1本

2018年09月08日 | 日々のこと

曇、24度、78%

 昨日はたくさん雨が降りました。夕方から気温が下がり、ココさんも久しぶりに長い散歩ができました。冷房のスイッチも切りました。それにしてもこの夏は暑かった。

 2日ほど前、車の窓を開けて走っていると顔が突っ張ったように感じます。川からの風の匂いが秋の匂いです。空気も乾燥し始めています。実はこの夏、暑すぎて乳液やクリームを顔に乗せずにいました。一日中、化粧水だけ。流石に昼間は日焼け止めを塗りました。顔の上に脂の多いものを乗せると汗が出ます。本当は一番嫌いなのは日焼け止めクリームです。

 30代、40代、香港の夏を主人に従いて山に海にと出かけました。あの頃の日焼け止めクリームは今のもののように進化していませんでした。なんだか顔が締め付けられるような感触でした。日差しも強い香港の夏を長いこと化粧水1本で過ごしました。両方の母たちからも「きちんと肌の手入れをしなさい。」と言われました。50代に入って手を抜いたツケが帰って来ました。頬に数カ所シミができました。慌てました。以来、特別なことはしませんが普通に肌を労って来ました。

 わかっているのに今年も化粧水1本。やっと乳液を手のひらにとってみました。気温が下がったことと乾燥で汗が吹き出ることもありません。ただ、どんな時でも今年は帽子を被りました。この夏のツケがいつか帰ってくるかもしれません。今日、明日、福岡は雨のおかげで過ごしやすい気温になるそうです。やっと身体が一息つけます。

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台風そして地震

2018年09月07日 | 日々のこと

曇、27度、71%

 大きな台風が関西を襲いました。その翌日には今までにないほどの大きな地震が北海道でありました。ともに停電を伴い2つの国際空港は閉鎖されている状態です。明かりのない中で夜を過ごすことは不安を伴うと思います。

 関西にも北海道にも親しい友人がいます。ニュースを見ながら友人たちの住所を重ねます。「如何ですか?」とメールを入れるにしてもそのタイミングが難しい。少し落ち着いた頃に「大丈夫だった?」と簡単に聞くことにしています。もしかしたら後片付けで忙しい最中かもしれません。返事のメールなんて書いていられないかもしれません。

 関西の友人も元気にすぐに返事をくれました。北海道の友人たちも携帯通信で無事だと知りました。昨日は一日北海道の地震のニュースが流れています。余震もあるかもしれません。電気や水、食料の供給が無く不自由な生活をしていることと思います。気が重い一日でした。

 そんな中たった一つ嬉しいことがありました。台風が関西を通った翌日、主人から電話がありました。「神戸のM子さんは大丈夫?」「うん、昨晩連絡が取れたよ。」そして昨日の昼前また主人から電話がありました。「北海道のお友達はどうだった?」「うん、お二人ともすぐにお返事が来て、大きなことはなかったみたい。」香港にいる主人は日本のニュースを聞くのは少し遅くなります。時差もあります。日本のテレビは入れていません。きっとPCでニュースを得ていると思います。離れたところに暮らしていながら、私の友人のことを気遣ってくれます。浸水した空港や給水車に並ぶ人の列、崩れ落ちた山の斜面の映像を見ながら被災地の方たちの大変さを思います。そんな中、主人の心遣いをありがたく思いました。

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ダイソンクリーナーのヘッド

2018年09月06日 | 身の回りのもの

晴、24度、81%

 ダイソンの掃除機を買ったのはこの家の改築が終わった後のことですから、4年ほど前です。家庭電化製品を全て新しく買うのですから、それなりに考えて買ったつもりです。掃除機はダイソンと以前から決めていました。初代ダイソンの大きな掃除機以来のファンです。4年前の時点で一番新しい機種でした。基本のセットは、 タービングヘッドにノズル式のハケブラシがついたものでした。別売のヘッドもありました。 後になって買い足すと割高になると聞いて一緒に求めました。

 買ってしばらくはふた月に一度の帰国の時、掃除に使います。帰国後もほぼ毎日掃除に使うのですが、基本の2つのヘッドで十分です。いえ、別売のヘッドを買ったことすら忘れていました。掃除機と一緒に仕舞ってあるのに目に入っているのに使わないままでした。数日前、お布団のダニ掃除に使えるヘッドがあることを思い出しました。ダニがいるわけではありませんが、ココさんの抜け毛の多さが半端ありません。

 4つのヘッドを出してきました。どころがどれがお布団用なのか?ダイソンのホームページで調べますが出ていません。小型のタービングヘッドは髪の毛が絡まらないタイプのものだそうです。あとの3つは不明です。特に縦長の2つはさっぱり何に使うのかわかりません。穴の開き方、細かい毛を取るテープの状態からするとブラインドや網戸を掃除するものかと思われます。

 そのあと求めたハンディーのダイソンは基本のセットです。 キャニスターのダイソンの4つのヘッドはハンディーでも使えます。やはり便利です。

 どなたか4つのオプションのヘッドの使い道をご存知の方がいらしたら教えてください。お布団掃除には横長のヘッドを使ってみました。お布団がよれずに使えます。帰国時に買い求めた家電製品、足が地につかない状態で購入しました。失敗も数あります。掃除機自体はダイソンでいいのですが、訳の分からぬヘッドを買い込んだと反省しています。

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主人の朝ごはん

2018年09月05日 | 日々のこと

晴、25度、80%

 秋になると美味しものが出回ります。季節の食べ物、変化のある食生活は四季がはっきりとした日本ならではのことだと思います。長年香港のようなところに生活していると、どの季節の食べ物だったか忘れることもあります。歯の治療で8月の終わりに2日だけ戻ってきた主人の朝ごはん、新米を炊きました。

 こんなに早く新米が出ているのにびっくりです。宮崎産の新米、宮崎は二期作でしょうか、新米の炊き上がりはお釜の中でピカピカです。 特別なおかずはありません。ご飯がご馳走です。お味噌汁は主人の好物玉ねぎに巻き湯葉を落としました。到来物の琵琶湖の佃煮が3種類。昨年漬けたらっきょうが飴色になっています。それにお納豆。昨晩の残り物ですが、これまたたくさん頂戴したミョウガで作った「ミョウガ味噌」主人の好物です。 こんなにたくさんできました。最後は香港に戻る主人の荷物に入れました。一人暮らしだとお味噌汁を作らないそうです。塩分がやや高い朝ごはんになりました。朝から庭仕事で汗をかいているので丁度かな。新米はもっちりと甘みがあります。前日までに食べていたご飯とは別物。お米も主人の荷物に入りました。

 私の朝ごはんといえば、相変わらず焼きたての小さなフランスパンです。フランスパンも少しずつ焼き貯めて冷凍しておきます。食パンもフランスパンもコチコチのまま主人の荷物に入りました。今度戻ってくるときはもっと秋らしい食べ物がテーブルに上がると思います。

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モモさんと私

2018年09月04日 | もも

晴、27度、83%

 昨日、主人がメールに写真を添付して送ってくれました。香港時代のモモさんと私の写真です。「ずっと一緒だと思っていたのにね。」と添え文。居間のソファーで私が寝っ転がって本を読んでいる時のモモさんが座る定位置です。このまま二人とも眠ってしまうこともありました。私がソファーで本を読んでいるということは主人のお休みの日です。主人がいなければ広い主人のベットでゴロリと本を読んでいるはずです。

 懐かしいと思うと同時に、私のPCの写真のアルバムにはモモさんと私の写真がほとんどないことに気付きました。それもそのはずです。モモさんと私を写してくれるのは主人です。きっと主人のPCにはモモさんと私の写真がたくさん眠っていると思います。 

 家の中ではいつも私について動くモモさん。主人がいると二人の間を行ったり来たりでした。おそらく2年ほど前の写真です。この写真を見ながら太もものあたりにモモさんの暖かさが蘇ってきました。春先かしら?真夏ではなさそうです。懐かしい一コマです。

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パセリの根っこ

2018年09月03日 | 庭仕事

晴、25度、88%

 朝晩少し涼しくなりました。この夏の暑さにも負けずにハーブ達も十分に育って、我が家のテーブルを毎日彩ってくれました。パセリとイタリアンパセリは昨年の春に植えました。冬になれば枯れるだろうと思っていたのに、青々としたままです。雪も被りました。そして、春になると再び勢いよく葉を伸ばし始めました。両方の株ともに広がりが30センチ、高さが60センチにもなりました。毎日毎日パセリを食べました。花芽がつくと、香りが落ちるので毎朝花芽を摘むのが私の仕事でした。ひと月ほど前から茎に薹が立ち始めました。ゆっくり枯らして種を取ります。

 新しいパセリの苗を植えるために、古い冬を越した株を抜きました。私の力でエンヤコラです。あれだけ大きなパセリを支えていた根っこは見事な大きさでした。

  パセリです。 イタリアンパセリです。

 たくさんの栄養をもらいました。こんなに大きなパセリの根っこはもう見られないような気がします。ありがとう、ごちそうさま。

 次はバジルの収穫に入ります。バジルも花を付け始めています。去年のジェノバソースはもうありません。新物を作ります。

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熊谷守一の絵のある鮨屋

2018年09月02日 | お外の食事

雨、24度、94% 

 主人とふらりと入ったお鮨屋さんがあります。間口は狭く暖簾をくぐると長い鮨ネタケースのカウンター、2階にはお座敷もあるようですがカウンター席を選びました。つけ場に立つのは細身のおじいさん。「いらっしゃいませ。」の挨拶はないものの無愛想ではありません。先客の鮨を握っています。女将さんと思われる小太りの女性も無駄口がなく嫌な雰囲気ではありません。飲み物を注文して主人が煙草に立ちました。

 つけ場のおじいさんの背後には絵の額と字の額が一つずつ掛かっています。絵の方は最近よく見る単純な図柄、色の具合からしても「熊谷守一」のものだと思われます。つけ場のご主人に尋ねると私の思いは当たりました。「茄子かしら?」「いえ、ホタルブクロです。」茄子と間違う自分に声を立てて笑いました。席に戻った主人に「熊谷守一の絵よ。」

 博多のお鮨は寿司割烹というスタイルがあります。割烹数品の最後の締めがお鮨です。西中洲の「河庄」という老舗のお鮨屋さんから始まった寿司割烹だそうです。我が家は割烹スタイルではなく好きなものを注文しました。突き出しの  「アゴの煮こごり」最近こういうものがとても美味しいと思います。しかも数口でお終い、突き出しの良さです。続いてお刺身を盛り合わせてもらいました。 厚めに切られたヒラメ、中とろ、さすが博多のイカです。青物のアジに続いて、 私の好物も。一つ一つが美味しいと感じます。

 ご主人の背後には屋号の「なか庄」と書かれた額があります。書いた人の毫の墨がかすれて見辛かったのですが、「九十六才守一」と書かれています。ご主人に伺うと「亡くなる前に書いていただいた。」のだとか。 店の飾りは他には一切なく「熊谷守一」の額が2つだけです。

 お刺身の後にお任せの握り14貫を頼んで主人と分けました。今風なお刺身でもお寿司でもありません。小さい頃、西中洲の「河庄」で食べた味に通じます。「河庄」で働いていた方たちは暖簾分けの際、「庄」の字を貰うと聞きます。この「なか庄」もその流れを組む店でした。

 長い鮨ネタのケースには昔ながらのカズラの葉が添えられています。殺菌作用、縁起を担ぐ葉っぱです。「コースのお寿司しかお出ししません。」という鮨屋が多くあるのに帰国してびっくりしました。お任せで鮨ネタケースから好きなものを握って貰う、そんなお鮨屋さんが好きです。数組のお客さんもいましたが、私には静かな鮨屋の空間でした。

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9月のテーブルクロス

2018年09月01日 | 日々のこと

曇、26度、88%

 暑かった8月が終わって、朝晩はやや凌ぎやすくなりました。蝉の声はすっかり聞こえません。それでもまだまだ昼間は身体が息つくこともできないくらいの暑さです。気候も含めてこの9月をどう過ごそうかと思います。

 カレンダーの1の日は見た目の美しさからも心身ともに気持ちがシャキンとします。9月は秋の入り口、一番過ごすことの多い居間の色を何色に染めようかと思います。落ち着きのある緑、深すぎず鮮やかすぎず。テーブルクロスの色選びは楽しいのですが、私が欲しいと思う色はなかなか見つかりません。同じ色でも日の当たり方で色が違って見えます。この色でいいかなと思って求めた9月の布は、実は5月の布の色違いです。実際に2つ並べて見るまで色違いだと気付きませんでした。5月は青でした。青地に浮かぶ花とこの緑地に浮かぶ花とでは、全く印象が違います。しっかりと打ち込まれたコットン地は張りがありながらしなやかです。 実際の色は見出し写真よりこちらに近いと思われます。

 昨日、主人が歯の治療のため戻ってきました。9月の末に予定していた長い旅行を断りました。秋の庭仕事が始まります。長く家を空けるのを気重に感じていました。長時間の飛行機旅行より新幹線で関西の友人を訪ねたいと思っています。昨晩、主人とも話したのですが、帰国して1年半、まだまだ日本に慣れるには時間がかかりそうです。久しぶりに1日雨の予報が出ている福岡です。

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