シダと言えば
巨大な爬虫類やメガネウラや恐竜が生きていた時代の、
何十メートルもある木のようなシダやトクサが茂る風景が頭に浮かびます。
想像しただけでぞくぞくします。
思いもつかないような奇妙な姿のシダもあったでしょう。
見てみたいものです。
そのシダみたいなのは現在の木々や草のように腐敗したり虫などに食べ尽くされることなく、
地中で熱や圧力を受けて、黒い、まるで石のようになり、ヒトに掘りだされ、
石炭と呼ばれ、ヒトの家を暖め、鉄を溶かし、列車を走らせ、電気を起こし、
まだまだ地中に眠っている、というのですから、
シダが生い茂る遠い遠いその時代の途方もなく長い時間を思うと、
眠れなくなります。
先日の観察会で最初に手にとって観察したのがAZOLLA(アズラ/外来のアカウキクサ)でした。
水面を覆い尽すこともある、寒くなると紅葉するあの赤い浮草です。
シダだったなんて、知りませんでした。
琵琶湖で大量に発生して疎水経由で、
あるいは鳥の足などにくっついて運ばれ、あちこちでも見かけるようになりました。
ルーペで見るとウロコ状の葉が観察できます。
羊歯なので生活形態も花咲く他の植物とは違い、
胞子でも、千切れた葉からもどんどん増えることが出来るスーパー植物です。
ルーペ越しに写真を撮ろうとしましたがだめでした。
「しめ飾り」や「鏡餅」にはとても使えない巨大なウラジロもあちこちで目にしました。
ウラジロは裏は白いですが表は艶がある濃い緑で、光を照り返し、
左右対称の一対の2枚の葉が印象的で、覚えやすい羊歯です。

トクサも羊歯植物、ツクシそっくりの胞子穂を付けているのを見つけて写真を撮りましたが
これもピントが合わず失敗。
下の写真はネット上の図鑑の写真です。

節のところの袴のようなものが葉だそうです。
砥草の名の通り細工物を砥ぐのに使われてきたそうです。
羊歯の観察会の終着点は大勢の観光客で賑わう南禅寺でした。

京都市民は琵琶湖からこの疎水を通って送られて来る水を飲んでいます。
だから、京都の人は、この水道の傍に立つと、明治の初めのその大工事のことを思い、
かつて、この水力発電で走った「ちんちん電車」のことを思い、
琵琶湖に想いを馳せ、ちょっとだけ感傷的になるのです。
たぶん…私だけではないと…
巨大な爬虫類やメガネウラや恐竜が生きていた時代の、
何十メートルもある木のようなシダやトクサが茂る風景が頭に浮かびます。
想像しただけでぞくぞくします。
思いもつかないような奇妙な姿のシダもあったでしょう。
見てみたいものです。
そのシダみたいなのは現在の木々や草のように腐敗したり虫などに食べ尽くされることなく、
地中で熱や圧力を受けて、黒い、まるで石のようになり、ヒトに掘りだされ、
石炭と呼ばれ、ヒトの家を暖め、鉄を溶かし、列車を走らせ、電気を起こし、
まだまだ地中に眠っている、というのですから、
シダが生い茂る遠い遠いその時代の途方もなく長い時間を思うと、
眠れなくなります。
先日の観察会で最初に手にとって観察したのがAZOLLA(アズラ/外来のアカウキクサ)でした。
水面を覆い尽すこともある、寒くなると紅葉するあの赤い浮草です。
シダだったなんて、知りませんでした。
琵琶湖で大量に発生して疎水経由で、
あるいは鳥の足などにくっついて運ばれ、あちこちでも見かけるようになりました。
ルーペで見るとウロコ状の葉が観察できます。
羊歯なので生活形態も花咲く他の植物とは違い、
胞子でも、千切れた葉からもどんどん増えることが出来るスーパー植物です。
ルーペ越しに写真を撮ろうとしましたがだめでした。
「しめ飾り」や「鏡餅」にはとても使えない巨大なウラジロもあちこちで目にしました。
ウラジロは裏は白いですが表は艶がある濃い緑で、光を照り返し、
左右対称の一対の2枚の葉が印象的で、覚えやすい羊歯です。

トクサも羊歯植物、ツクシそっくりの胞子穂を付けているのを見つけて写真を撮りましたが
これもピントが合わず失敗。
下の写真はネット上の図鑑の写真です。

節のところの袴のようなものが葉だそうです。
砥草の名の通り細工物を砥ぐのに使われてきたそうです。
羊歯の観察会の終着点は大勢の観光客で賑わう南禅寺でした。

京都市民は琵琶湖からこの疎水を通って送られて来る水を飲んでいます。
だから、京都の人は、この水道の傍に立つと、明治の初めのその大工事のことを思い、
かつて、この水力発電で走った「ちんちん電車」のことを思い、
琵琶湖に想いを馳せ、ちょっとだけ感傷的になるのです。
たぶん…私だけではないと…