マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

ブロイスラーのファンタジー

2014-10-14 | book
ファンタジーが好きだけど、
最近は本も映画もやりすぎで、
全然ファンタジーじゃない!って思えてしまうものが多くて残念です。
善と悪の戦いが延々と続くような物語も多過ぎ。
謎解きやサスペンスが好きな私でももうたくさんという気がしてきます。
図書館の児童文学のコーナーにも分厚いフアンタジーのシリーズものがずらりと並んでいます。
その前をうろうろして、私が借りて来たのは、
「ブロイスラー」の「わたしの山の精霊物語」です。
ブロイスラーが書いた「クラバート」は私の最も好きな児童文学の一つです。
(「千と千尋」で物語の鍵になる部分が使われ?ています。)
日本の伝説や昔話もファンタジーの宝庫ですが、
ボヘミヤやドイツの山々が舞台となると現実から離れてファンタジーの世界に入り易い気がします。
おそらく元の物語はたわいない伝説ですが、ブロイスラーの手ににかかるとふくらみと厚みが出来て、
やさしさが生まれます。
ブロイスラー自身が小さい時に聞いた話や、
ブロイスラーのオリジナルやブロイスラー自身の物語も加わった物語集です。
子どもに読んでやりたいな。
表紙の絵の木の間にだまし絵みたいに顔が隠れています!

『わたしの山の精霊(リューベツァール)ものがたり』
  オトフリート・ブロイスラー 文    
     (1923年この物語の舞台近くの、ボヘミヤ地方に住むドイツ人の家に生まれる。
     第2次大戦後、長い過酷な捕虜生活の後、故郷を追われ、
     ドイツで小学校の先生となって40歳代後半頃までは子どもたちに物語を語って
     聞かせたり書いたりしていた。2013年2月18日、死去。89歳)
  ヘルベルト・ホルツィング 絵
  吉田孝夫 訳
  
  2011年 さ・え・ら書房








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