マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

スイセン

2015-01-06 | 自然

寒い冬を耐えぬいて可憐な花を咲かせるスイセンは、
ヨーロッパで希望の象徴の花だそうです。

長い間、心が暗くなるニュースばかり続きました。
2015年が希望の芽生える年になってほしいと心底願っています。

三重の田舎の家の庭に水仙がたくさん咲いています。
どっさり切って京都に持って帰って
玄関や洗面所やキッチンや母の部屋に、いろんな花器に挿して飾りました。
お墓にもいっぱい持って行ってきました。

スイセンには様々なイメージがあります。
北陸の寒風吹き荒ぶ海岸に群れ咲くスイセン、
ナルシストの元になっているスイセン。
またスイセンをニラやタマネギやノビルなどと間違えて誤食する事件が時々新聞に出ています。
鱗茎や葉に強い毒があるそうです。
「水仙」の文字も何だか意味深です。

私にはもう一つ思い出すことがあります。
もう40年も昔のことになりましたが、
華道の教授だった叔母が水仙の葉をすーと指でしごいてねじれをとって生けていたのです。
華道というのは不思議な事をするもんだな、と思いながら眺めていたのですが、
スイセンを見ると早くに亡くなったその叔母の手つきを今でも思い出すのです。

夜になるといっそう香りが立ち込めうっとりします。
家中スイセンだらけで過ごせてとてもうれしい。




コメント (2)
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