マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

「天台烏薬」と「徐福伝説」

2021-03-24 | 自然
数年前に知人から小さな「テンダイウヤク」の苗をいただきました。
一回り大きくなり、今小さな花をつけています。
米粒くらいの小さな花です。
葉の3行脈が特徴です。



秦の始皇帝の命で不老長寿の薬を探して、
日本列島にたどりついた「徐福」がついに見つけたのがこの「テンダイウヤク」だった、
という伝説があります。
日本はまだ弥生時代、
テンダイウヤクは江戸時代に漢方薬として中国から導入されたことが分かっています。
けれど、日本の各地に、徐福に関する物語が伝えられています。
特に和歌山県と佐賀県の伝承は古いそうです。
和歌山県の新宮には徐福公園があり、テンダイウヤク入りのソフトクリームがあると聞きました。

一方徐福については、
不老不死の薬を探しに行くと言うのは口実で、
3000人の若い人たちと工人を連れて、
大量の食料と五穀の種と財宝を載せた船を仕立てて、
どこかに行って帰ってこなかった、と史記にかかれているそうです。

もし徐福が3000人もの若者を連れて、米を携えて日本列島に上陸していたなら、
そしてユートピアを夢みていたとしたら・・・
想像するのは楽しいことです。
それにしても紀元前のこと!驚きます。











コメント
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