本を読んでいたら、明治時代の中頃の都道府県別人口は、
新潟県が一位だった、と書いてあったので、驚いて検索してみました。
明治時代には県は合併したりまた分かれたりした所もあり、ランキングは上下しますが、
明治21年(現在の都道府県とほぼ同じ分割になった1888年)の統計によれば、確かに一位で、
当時、新潟県は日本で最も人口が多い所だったことがわかりました。
日本海に面した各都市が北前船の物流によって栄えていたことは知っていましたが、
新潟県にそんなにたくさんの人が住んでいたことを、今まで読んだり聞いたりしたことがありませんでした。
新潟県は、青森県や山形県程雪が多くないにしても、雪国には違いありません。
鉄道が普及し、車社会になって、雪が邪魔者扱いされるようになるまで、
雪は、人々の暮らしや、産業の障害にはなっていなかった、という風にも考えられます。
現在(2021年)の県別人口のランキングを一位から見てみると、
東京都、神奈川県、大阪府、愛知県、埼玉県、千葉県、兵庫県、北海道・・・そして15位が新潟県になっています。
また、上記の明治21年の統計では、最下位は北海道、となっています。
人口の数字の変遷だけを見ていても、いろいろなことが見えてくるなーと思います。
現在の東京圏の人口の集中は、危うい気がします。
図書館に入ったところに、いつも児童書が展示してあります。
この日は「雪」がテーマになっていました。
目についた何冊かを借りてきました。
今私はほとんど雪の降らない所に住んでいますが、
もう一度、子どもの頃のように、積もった雪の上にあおむけに寝転んで、
雪が舞いおりてくるのを眺めたいな、と思います。
図書館に小さいころ見ていたキンダーブックの
復刻版が並んでいました。
絵の隅々まで眺めていたことを思い出しました。
夫も小さい頃はキンダーブックだったそうです。
私は、当時創刊された「こどものとも」をかなり大きくなっても繰り返し繰り返し見ました。その後きれいな本は、従妹などに譲りましたが、破れたりバラバラになった創刊当時の本を今も持っています。
テレビなどが無かったこともあるかもしれませんが、
子どもの頃に親しんだ絵の記憶は消えないものですね。