庭のあちらこちらにツユクサが咲いています。
一日だけの花です。
ツユクサをよく見ると、
中心部に黄色い花のような雄蕊っぽいものが見えますが、
これは偽装というか、目くらまし、というか、飾りで、
これを目指して虫たちがもぐりこんでくると、
本当の雄蕊(下に伸びて先が少しカーブしている)の花粉が虫たちの腹にくっついて、
次の花に運ばれる、というわけです。
(花が萎むときに巻き込んで同花受粉もするそうです)
ツユクサの花の青はハッとするほどきれいな青。
花びらを摘んで揉むと青い汁が出ます。
友禅染の下絵はこの汁で描かれていました。
実際には、一回り大きな栽培種のツユクサ(オオボウシバナ)の花を摘んで、汁を絞り出し、
その汁で和紙を染めて、乾かす、という工程を何度も繰り返し、
しっかり色の沁み込んだ和紙が作られていました。
友禅の職人は、その和紙を買い求め、小さく切って、
皿に入れ、水を注ぐと青い液になり、それを筆につけて下絵を描いたのだそうです。
最後に、川で下書きの青い色と糊を流して、河原で乾かしていました。
京都の鴨川での友禅流しの風景を、私はかろうじて覚えています。
ツユクサの花摘みは厳しい労働だったそうです。
(オオボウシバナは今も滋賀県の草津で細々と栽培されているようです。)
庭のツユクサの花を少しだけ摘んで、綿棒で潰して、
その綿棒で手元にあった便せんに落書きしてみました。
一日だけの花です。
ツユクサをよく見ると、
中心部に黄色い花のような雄蕊っぽいものが見えますが、
これは偽装というか、目くらまし、というか、飾りで、
これを目指して虫たちがもぐりこんでくると、
本当の雄蕊(下に伸びて先が少しカーブしている)の花粉が虫たちの腹にくっついて、
次の花に運ばれる、というわけです。
(花が萎むときに巻き込んで同花受粉もするそうです)
ツユクサの花の青はハッとするほどきれいな青。
花びらを摘んで揉むと青い汁が出ます。
友禅染の下絵はこの汁で描かれていました。
実際には、一回り大きな栽培種のツユクサ(オオボウシバナ)の花を摘んで、汁を絞り出し、
その汁で和紙を染めて、乾かす、という工程を何度も繰り返し、
しっかり色の沁み込んだ和紙が作られていました。
友禅の職人は、その和紙を買い求め、小さく切って、
皿に入れ、水を注ぐと青い液になり、それを筆につけて下絵を描いたのだそうです。
最後に、川で下書きの青い色と糊を流して、河原で乾かしていました。
京都の鴨川での友禅流しの風景を、私はかろうじて覚えています。
ツユクサの花摘みは厳しい労働だったそうです。
(オオボウシバナは今も滋賀県の草津で細々と栽培されているようです。)
庭のツユクサの花を少しだけ摘んで、綿棒で潰して、
その綿棒で手元にあった便せんに落書きしてみました。
いろいろ実験、楽しそうです。
子どもの頃、朝顔で「たたき染め」をやったことがありました。花を白い布で挟んで、上からたたくのです。染めてしばらく経つと、あんなにきれいなピンクや青や紫がみんな茶色になってしまって、ガッカリしました。きれいな色に染めて、その色を定着させるのは難しいことなんだとその時思いました。
あんなにあった朝顔でやってみればよかったのに!
おはようございます。
せっかくきれいな青に染めても、水に流れてしまうことが分かると、今度はその性質を使って、下書き用の染料にしたなんて、昔の人は偉いですね。
今朝は雨が降っていますが、ぽつぽつ青い色が見えます。
染料になるとは知りませんでした。
あの青い色を昔の人も美しいと感じて
それで染めようとしたのでしょうね。