マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

すごーく小さな蝉に似た虫

2018-05-07 | 自然
アケビの葉が少し変です。
たたまれたような感じになっている葉があります。
(白く光っているのは雨の粒です。)
よく見たら茎に1つ2つ赤い小さな点が見えました。
病気でしょうか、それともダニでしょうか、
じっと見ていたら、素早く動いたのでびっくりしました。

息子に訊いたら、
それは多分セミやウンカの仲間だとおもうよ、
と言いながら写真に撮ってくれました。
(私のカメラでは撮れない)
セミそっくり!
1~2ミリサイズの真っ赤な体で、
目の大きいセミです。



ネットで調べてみたところ、
名前は「ベニキジラミ」という名の昆虫だということが分かりました。
カメムシ目キジラミ科で、
名前はシラミでもシラミとは全然違います。
(ちなみに、セミはカメムシ目セミ科)
アケビの茎の汁を吸ってアケビの葉を折りたたんで中に卵を産み、
アケビの葉の中で幼虫になる、
アケビで生きている昆虫なのだそうです。

閉じた葉を開いてみたら、
白い粉のようなのが、
卵なのか幼虫なのか小さすぎてわかりません。
幼虫は甘露を分泌し、
アリがその甘露を食べにくるそうです。
アブラムシとアリの関係と同様に、
ベニキジラミもアリと共生関係にあるのかもしれません。

コメント (1)
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電車

2018-05-05 | Weblog

遠くからきて、また遠くへ走っていく電車を見るのが好きです。
良く知っている町の中を走る電車もいい。
旅に出て、
小さな電車に乗るのはもっと楽しい。

写真は
いつもの踏切で、自転車を止めて、
電車が通り過ぎるのを待っていたら、
ピカピカの叡山電車(エイデン)の新しい車両がやってきました。
感想の言葉が出ない!

下は後ろ姿です。後ろも前もないか!
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八日市、その3「凧」と「天狗の山」

2018-05-03 | 
大凧会館(世界凧博物館)へも駆け足で行ってきました。
東近江は平野部が広いので、昔から凧あげが盛んに行われてきました。
四角の凧はどんどん大きくなって、
とうとう、畳240畳分もあるのを上げたことがあるそうです(明治15年)。
現在は毎年5月の大凧祭り(100畳凧)や、
成人式(20畳凧)や慶祝行事がある時に作って上げているそうです。

私も子どもの時、お正月には毎年凧あげをしましたが、
5月の空に凧を上げた記憶はありません。
子どもも大人も、「♪も~いくつ寝るとお正月…♪」のあの歌に呪縛されているのかもしれません。
初夏の晴れた真っ青い空に上げたら気持ちいいだろな。
糸が切れそうなくらい強い力で、小さな凧に引っ張られる経験を
子どもたちに体験させたいです。

展示ホールには100畳の凧が展示してありました。
ものすごーく大きいです。
大きすぎて写真に入りません。

(凧あげの様子、版画)
引き縄の太いこと!


日本各地の特徴的な形や色や図柄の凧はたくさんの展示があり、
凧を堪能しました。
(ガラス越しではなく、直に見ることができるのがとても嬉しい。)
文字や絵に様々な願いを込めて凧をつくり、
さらに、もっと大きいのを、もっと高く、
もっと長時間、もっと面白いデザインのものをと
挑戦していく気概を感じます。

朴葉の凧!

駿河や津軽や北海道や九州など、各地の凧





「タコ」ではなく「イカ」と呼ばれる倉吉のひし形の凧


世界の各地の凧もたくさんありました。

左のがギリシャ、右がオーストラリアの凧です。
日本の凧との違いが興味深いです。
下の可愛いい自転車の凧はどこの国のか分かりませんでした。


帰りの車窓から、
本当に天狗が住んでいそうな山、
太郎坊宮のある「箕作山」が見えました。
とても三角形。
かっこいい大岩がぼこぼこ。

本殿まで720数段の石段と、
山肌にうねうね続く参道を登って行くそうです。
絶景だそうです。
登ってみたい。
写真はガラス越しで、うまく撮れなくて残念。

音楽の溢れるこの日に、また東近江に行きたいと思います。

(写真は、ジャズフェスの前日、開催を待つ市役所前の舞台、ネットから拝借)
コメント (2)
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八日市、その2

2018-05-01 | 
琵琶湖の東のこの辺りでは、
ゾウの足跡の化石などが発見されています。
また、銅鐸が大量に発見されたところです。
時代は下って、江戸時代には市が立って賑わっていました。
そんな、大昔からの歴史が重層的に刻み込まれている地域ですが、
今では、新しい駅舎や庁舎、大きなショッピングビル、
モダンな建物、広い道路などが目立ちます。
でも、うろうろ歩きまわれば、
民家のたたずまいや、道の様子から
琵琶湖の東に広く開けたこの地の、ちょっと前の姿を、
おぼろげながら、思い描くことができます。

万葉集の歌碑のある小さな市神神社で、
驚きの極彩色の額田王の像に出会いました。
(顔が房に隠れて残念。)

誰にも出会いませんでしたが、狭い境内で、
聖徳太子像と、大国主命像にも会いました。
この3人の中で、万葉の歌人、額田王は実在の人物です。
狩りのためにこの辺りにきたそうです。
そんな時はどんな服装だったのでしょう?
不倫の恋に悩む高貴な女性だった、と詠んだ歌から推察されているそうですが、
見方を変えれば二人の天皇をあやつった才女だったのかもしれません。
あるいは恋多き絶世の美女だったかも?

荒物屋さんに手作りの熊手がありました。
力強い作り、欲しかったなー
草鞋も本物。
(「荒物屋さん」はもはや絶滅危惧種商店…となりました。)

塔婆!!!


アーケード街を歩くのが好きです。
元気なアーケード街と、
すっかりさびれたアーケード街がありました。
ちょっとした地の利の違い?なのでしょうか。

駅前のアーケード街の中ほどにヴォリーズ設計の建物があったのにはびっくりしました。
歯科医院だったそうですが今は2階にカフェバーやアクセサリーの店など数店舗が入って営業しています。
レンガの積み方や、屋根の瓦にも工夫が凝らしてあり、
おもしろいと思ったのに写真を撮ってくるのを忘れました。

こじんまりしているけれど、しっかりした建物、という印象です。
中もシンプルで、随所に工夫があって使いやすそうな家です。
直線と曲線、白と黒の対比も美しいです。

お昼にスパイスのきいたカレーをここで食べて一休みしました。
(ヴォリーズ/1880年ー1964年、日本各地に数多くの教会や学舎や
病院やホテルや住宅を作った建築家。メンソレータムでも有名)


このレトロな駅舎(新八日市駅、八日市の一つとなりの駅)は、
ペンキもはげて、ボロボロで、びっくりしましたが、
とても雰囲気があるいい建物です。
ネットで正面の姿も見ましたが、やっぱりいい。
修理する計画が進んでいるようで嬉しいです。

耐震を施して、トイレなどの設備を一新し、ペンキを塗り替え、
近隣の人や、東近江を散策する人たちが気軽に利用できるような施設にすることができれば、
きっと東近江の名物の一つになるに違いありません。

コメント (4)
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