9月16日
今日は SFUスイス農業組合に訪問。
アレクサンダー・クロップさん、ラッヘル・ウエーバーさん、
マルティン・ピドウさんが応待して下さり、
ここでも同じような質疑応答が持たれた。
この3社への訪問によって、スイスと日本は農業環境が酷似しており、
専業農家の比率がスイスは70%、日本は30%と全く反しているものの、
家族が基本になっていて、老齢化していること、農地が狭いこと、
特にスイスは1秒間に100㎡の農地が宅地に変化しつつあり、
自給率が低くなっていること等、問題点もあるが、
日本のように、専業農家も兼業農家もJAを通して
同じような保証金を受けることはなく、農家の規模によって、作付け、
収穫によって違いがあり、また、農協に入らなくても指導や利益金が
受けられないだけで、自由に生産物を出荷出来るということが分った。
ここでも、熱心な討議で1時間も予定時間より遅れ、急いでホテルへ戻り、
各自背広を脱ぎ、2時7分のIC電車でツェルマットに向かうため、
駅まで急ぎ足で走った。
通訳の松井さんが駅まで見送りに来て下さって、
昼食を取る暇もなかった私達に
おむすび代わりにとプレッツェルンを買って来て下さった。
専門分野によって分らない単語もたくさんあるので、
何日も掛けて資料を読み、
かなりの勉強をなさると伺ったが、それだけではなく、
こうした優しい心配りが出来るのも彼女の魅力の一つ。
心からお礼を申し上げたい。
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