9月18日
朝から小雨が降ったり止んだり。
せっかくのハイキングなのに・・・・
学生達はそれぞれ行きたい所に 別れて行動。
スガちゃんとテッシー君は歩きで、ナカジ君と夫と私は電車で、
それぞれリュッフェルアルプ駅で待ち合わせをした。
ツェルマット駅からリュッフェルアルプ駅までの道、
昔ながらの小さな家が並ぶ。
この辺りの家の屋根は、山から採れる薄い岩で出来ている。
初めてここへ来た時、
同じスイスなのにグリンデルワルトとの雰囲気の違いに
とても驚いたが、その一つが屋根だった。
1時間半の予定のコースなのに、なかなか二人が現れず、
駅舎の中の係員を横目で恨めしそうに見たり、
足踏みをしながら寒さを凌いだ。
何と、駅舎に入れるのは係員だけ。
気温1~2℃しかないのに、皆プラットホームで待つしかないのだ。
30分遅れて彼等が登場。
かなり足元が悪く、2時間もかかってしまったとのことだった。
ようやくスネガーに向けて歩き出したが、
相変わらず雲が低く、せっかくの景色が見えない。
しかし、足元に咲く高山植物やアザミなどは水を得て美しい。
しばらく歩くと、あちこちに美しい湖が現れた。
そして、小さな魚がたくさん泳いでいた。
いつも思うのだが、こんな山の上にどうして魚がいるのだろう。
最初の1匹は誰が持って来たのだろう・・・・
湧いて出て来る訳はない・・・と言ったら、
海の魚は最初に誰が持って来たの?と言われた。
残念ながら、小雨はいっこうに止まず、
「パラダイス」という山小屋でミルクココアを飲み、
ようやく一息つく頃には、雨も本格的に降り出した。
玄関横に美しいエーデルワイスが鉢植えになっていた。
7月から8月にかけて、エーデルワイスの丘という所では
たくさん見られるらしいが、私は真夏に来たことがないため、
ハイキングコースで自生している所は
ほとんど見かけたことがない。
しかし、鉢植えは何度か見ている。
だんだん土砂降りになってきた雨には勝てず、残念ながら、
直接ツェルマットに下山することになった。
いつだったか忘れたが、このコースのどこかで
たくさんのプレーリードッグに出会って、すごく興奮したので、
又、彼等に会えるかもしれないと密かな期待をしていた。
本当に恨めしい雨だった。
夕食は近くのイタリアンレストランで取った。
そうそう、昨日も同じ店だったが、
仲間のナカジさんがお誕生日だったので、
小さな声で「Happy Birthday to Nakaji ♪♪」と歌っていたら、
店の人がステキなプレゼントを持って来て下さった。
ろうそくが立ったおいしそうなケーキ!
ずっとロンドンで一人住まいなのでこんなことはなかったです、と
とてもうれしそうだった。
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