蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

キャビア パーティ

2008-08-03 | グルメ
家人の後輩、グルメなM氏。
ゴルフ仲間のお知り合いから、キャビアをどっさりいただいたそうだ。
そのゴルフメートは、あるロシア女性と交友があるという。
わかりやすく言うと、ラブラブらしい。
ゴルフ氏は、ロシアがらみで、よくキャビアが手に入るので、
M氏に、ほんの軽い気持ちで、おすそ分けしたのだろう。

そのロシア女性は、なんだか神秘的な人で、彼女がロシアの空港に降り立つと、
つつつーとお迎えが来て、入国手続きはフリーパスなんだそうな。
怪しげだけど、どうも政府中央寄りの人物らしい。
(ひょっとしてFSB関係者?)
女性のほうが、超大物、というカップル、なんだか楽しい。
まあ、私にとってはアカの他人だけれど。

冷凍にしているけれど、早く食べようということで、M氏は焦っていた。
M氏や他のお友達の住まいを地理的に見ると、我が家がちょうど中間とかで、
パーテイ会場として白羽の矢が立った。

私は料理が(も)不得意なので、おもてなしできない、と尻込みしていた。
美味しい料理は作れない、と前もって伝えておいたら、
ゲストの皆様からの、お気遣いの品々。
百貨店で購入されたらしいが、
鍵が掛かった所から、うやうやしく取り出されたという、ドンペリをはじめ、
M氏が子供の頃からこれで育ったという、某有名肉店のお手製ビーフシチューやら、
(M氏のお母様、お忙しいのはよくわかりますが、ちょっと手抜きじゃありません?)
あれこれ、いろんなものを持ってきてくれ、どうにか楽しいテーブルになった。

「オニオンみじん切り、ゆで卵みじん切り、半熟卵、サワークリーム、
レモン、サンドイッチ用薄切りブレッド、クラッカー」
と事前にオーダーされ、家庭科実習のように忠実に従った。
なにしろメインは、キャビアなので、それを際立たせればいい!
という私のイージーな考え。
そもそも私は、「頑張らない接待」をモットーとしている。
それに皆様、大のドリンカー。
ある程度進むと、何を食べてるんだか、飲んでるんだか、わからなくなる。
(前も、大切にしている6客お揃いのワイングラス、酔って割られた・・・)
私の手料理なんて、別に、いいって、いいって、の世界。

なにしろ、キャビアは大量にあった。
昨年、ロシアに行ったときに、キャビアを買ってきたが、
小さなスプーンに、ほんのわずかで1万円だった。
あの量だと末端価格は、いったい、いくらなのか見当がつかない。

あんなにたくさん、キャビアを食べたのは初めてだ。
皆、もう、十分、これ以上は無理~というぐらい、キャビアを満喫した。

持つべきものは、国家級VIPを恋人に持つ知人を持つ、知人だ。


VIP女性と、ゴルフ氏は、後にめでたく結婚したと聞く。
結婚のご報告は、ぜひ、キャビアでお願いしますね