蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

野球選手、古田って、人気あるんだ

2008-10-15 | お出かけ
スワローズ一筋に18年。
監督、選手、球団営業マンという3つの経歴を持つ古田敦也氏。
球界再編成騒動では選手会長として奮闘したことは記憶に新しい。

古田選手は、川西出身。
無名といっていい川西明峰高校から立命館、さらにトヨタ、ヤクルトへと歩む、
その軌跡を、テンポよくユーモアをまじえて、披露してくれた。
なかなか明るく、楽しいトークショーで、1000人は入る会場だったが、
ぎっしり、両端まで、臨時に椅子が用意され、人で埋っていた。

前に参加した、浅野史郎氏のときの2倍は集客力がある。
人気野球選手は、カンタンに人が集まるんだ・・・と、意外だった。
野球選手は、芸能人と同じで、強い人気があるんだそうだ。
前回の浅野氏は、講演を一人でこなし、ステージ狭しと、あちこち動き回り、
居眠りしている人にも、これでもかこれでもかと、刺激を与えようと必死だった。
「地方自治」を専門とするあたりが、普通の人にはお硬くて、すでに眠いのかも。
集客ジャンルとしては、ハンディかも知れない。

このたびの古田氏は、元NHKレポーターの植田聖子氏をまじえて、トークショー形式で、
自分に関するネタを好きなようにしゃべるから、進行しやすい。
笑わせながらも、今後の「プロ野球」業界を引っ張って行ってくれる、熱意が感じられた。
12球団存続への道筋をつけた実績を活かし、今後も、ぜひ、頑張って欲しいものだ。

地道な活動経歴のあるお役人より、芸能人のほうが、一発で人が集まる。
テレビに出ている人の知名度は、選挙には、めちゃくちゃ強い。
同じ弁護士でも、無名な弁護士と、タレント弁護士である、橋下現府知事が、いい例。
大衆とは、怖いものだ。
「民衆と愚衆」について、語った政治家が昔、いたような・・・
多数決や民主主義も、ちょっとしたことで、思わぬ方向になびく危険性をはらんでいる。


古田が好きで、わざわざ時間を割いて来ているはずなのに、やはり、
居眠りする人はいる。
時間になれば、古田がまだ喋っていても、とっとと退場する人も、ちらほら。
所詮、ご招待、というものは、こういうニュアンスだ。
やはり、自分で身銭を切らなければ、真剣に取り組まない。

私が、最たる実例だ。