蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

自慢ケチ

2010-03-25 | 人々の風景
ものすごく安いお店(飲食)がある。
いつもお客でひしめいていて、席があったら、ラッキー。
次から次へと、お客が出入りする、超激安店だ。

その店の客。
我々の隣に座っていた60代後半?の男性。
男性と同じようなお年頃のの女性を連れている。
その男性は、「30歳代の女性と、恋人に間違えられた話」を、お連れの女性に長々としていた。
延々と相当、しつこい。
(別に聞き耳を立てているわけではないが、勝手に耳に入ってくるのにしても、
それを延々と聞いている私も、相当しつこい)
自分は若い女性と浮名を流すような男性だと、他人に思われるほど、モテるとみなされている、
そういうことが言いたいようだ。
そう若くない我々にもアピールしてる??? まさか??

次は、車の話。自分の持っている高級車の自慢たらたら。
我々は、「車はやっぱりエコカーよねー」という話をしていたら、
今度はおっちゃんは、エコカーの話をし始める。
次に、我々が文芸モノの話をしはじめたら、そのおっちゃんも、作家の名前やらを挙げ始める。
(なによー、人の話のあとばっかり付いてきて・・・)

さらに我々が、ネットバンキングのことを話していると、そのおっちゃんは、お連れさんに、
「オレは銀行のTMAで、引き出す時に・・・(どうのこうの)・・」

ん?
TMAって、なんだ?
T.M.Revolution(ミュージシャン)のこと?
まさかと思いますが、ATMのこと?じゃないですよね??

お金の話に移ると、おっちゃん、止まらない。

我々はもうとっくに違う話題。
世の中の近年生まれの子供の名前の傾向だの、昔の人の名前だの、「命名」へと話題が移り、
どんどん別の話題に変化して行って、話に熱中し、もう、おっちゃんの話はどうでもよくなった。

ちなみに、その、おカネのハナシ。
おっちゃんは、もともと自慢したくてしかたない感じだったので、火がついたようだ。
そこから延々、カネ、カネ、カネ、カネ・・・の話。

お金の自慢をするなら、あんな激安店に来るな!
へんな人。
あのお連れの女性に、自分はお金持ちだってことで、いいカッコしたいなら、
もっと高いお店に連れて行ったら?
それと、お連れさんの女性も「あら、このメザシ、かわいらしいわね~」なんて、
お上品にブリッコしても、あの場では、ネタにならないですよ。
ああいう中途半端な見栄っ張りが、一番キライ。
みっともないよ、おっちゃん。

もし、万が一、本当にお金持ちで、店を選び間違えたのなら、
おとなしく、その店の雰囲気に合わせるか、あるいは、とっとと出ていくとかしないと、
他のお客さんが不愉快かも。
かくいう私は、どんなところにでも、透明人間・黒子出現、そっとネタ集め、ですので、
そのあたりは大丈夫だと思う・・・たぶん。


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