ギャン泣きベビー、母親の日頃の恨みを晴らすかのごとく(嘘)、激しい(嘘)背筋トレーニングをさせられていた。
腹這いになって、頭を持ち上げる。
うんしょ、うんしょ。
あと、ちょっと。ガンバレ!
日頃の恨み(嘘)が消えるかのごとく、こころから応援した。
しかし、わたし、、、。
鏡を見ると、やや頬が痩け落ちている。
体重は1キロ、マイナス。
誤差範囲内ではあるが、ギャン泣きの影響か?
やはり孫も5番目ともなると、ばあちゃんも疲れてくる。
わたしの初孫は、娘(長女)婿のご両親にとっては4番目で、末孫。
(長女の夫は3番目の末っ子)
わたしの末孫は、娘(次女)婿のご両親にとっては、初孫。
(次女の夫は、一人っ子)
このあたりで、微妙に力の入れ具合やボルテージが変わってくる。
あとは、両親の住所が遠隔地だと、いくら初孫であっても、そう行き来できない。
そして、両親との関わり方で、孫との接し方も違ってくる。
住まいが近かったり、生まれる前から密に関わっていると、孫との距離も近い。
ご近所には、娘さん一家が親と同居しているお宅もある。
息子さん一家と二世帯住居で暮らしているお宅もある。
わたしのような、あかんたれには、同居は絶対無理。
一人目の孫が生後5ヶ月の時、娘婿が勤務先異動の関係で、娘一家と1ヶ月限定で我が家で同居した。
人柄が最高に素晴らしい娘婿であるが、毎週、週明けには歯茎を腫らしていた。
そしてわたしも、月曜日には歯茎を腫らしていた。
諍いもトラブルも全くない我々だったが。
目に見えない気を使うのだろう。
誰一人として悪人はおらず、全員、善人だった、、、。
と、遠い目。
あれから月日は経ち、その孫は小学3年生になり、いつも「ばあちゃん!」と何かしら要求を突きつけてくる。
笑えるものや楽しい報告もある。
先日は、怒り気味のトーンで、「ばあちゃん!」と玄関から声がした。
小3孫に、友達と遊ぶ約束をして集まるから、お菓子を持って行くんで、入れる袋を頂戴!と言われた。
で、渡したら、夕方、小3孫、「ばあちゃん!袋、破れてたよ!」
お菓子がバラバラまとまらず大変だった様子。
やあやあ、悪い悪い。
やっぱり、あの声はクレームだった。
と、話は脱線。
どんな風に暮らしても時は過ぎる。
どれもこれも、全てが笑い話。
面白おかしい愉快な失敗の日々である。