蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

悪魔のハラワタ

2024-03-23 | 日々のこと
自分の首を締め、知り合い100人のうち100人の敵を作ることを覚悟で書く。
なら、書くなという話だ。
地中に穴を掘って、穴に向かって叫ぶ。
地球の日本の裏側、メキシコか、ブラジルあたりの地中から声が聞こえてくる、、、ことはまずない、いや、絶対にない。
それなら、ポスティング広告紙チラシの裏に書いて、シュレッダーで切り刻んで捨てたらよい。
て、そんなに大袈裟なこと?
国家の一大機密事項?

ではないので、まあ肩の力を抜いて、悪口、悪魔のハラワタを曝け出そう。
と、ここまで書いて、ハラワタの90%は消滅した。
微弱ハラワタ、ワロタラ、アカン。
が、書く効果、発散はすごい。

で、なんやねん?
その内容は?
すみません、、、じつにくだらない、世間にも身近にもよくあること、、、です。

さて。
趣味関係の知人、Aさん。
同じことを何度も言う。
表現方法を変える、とか、全くない。
録音再生のように、一字一句同じ。
その内容に、わたしが感想、意見、コメントを言う。
全く聞いていない。
相槌を打たないのは勿論のこと、否定もしない。
そして、また同じことを言う。
何百回、言う??

認知症が進んだ晩年の姑と同じ。
聞こえないのかと思い、家族が補聴器を調達したが、耳ではなく、脳が受け付けない。
聞きたくないことは、聞こえない。
何度言おうが、大きな声で言おうが、どんなに補聴器の性能がよかろうが、聞こえない。
脳の病気の一種だと、わたしは捉えている。
耳と脳は連動しているのだろうか。

Aさんは、それと同じかんじ。
家族なら暖かく見守る。
では、友人、知人は?
TVで認知症の人たちの活動の場や、社会参加の様子を紹介されている。
認知症だからといって、何もかもおしまいではない。
が、自治会の清掃には参加出来ても、上に立つ重要な役割を担う役員にはなれない。
周りに支障を来たす。
わたしの場合は、Aさんは、趣味の大勢の知人のうちの一人、、、なら、認知症気味でも問題ないが、行動を共にしたり、ペアレッスンを受けたり、一緒に練習したりする相手。
なので、ペアでの括りを外そうと考えている。
自治会の役員と同じ。
行動内容によって、出来ることと出来ないことがある。
それに、じっとしていられない、体力だけはやたらあるAさんの、ただただスポーツ系に付き合わされたら、わたしの足、膝、身体が持たない。
技量を磨くにも、情報を理解して受け入れる脳の柔軟性がない。
聞く耳を持たない。
単純に繰り返し歩くだけ、だとか、筋トレするだけ、だとか、そういうことには全く問題がない。
肉体労働には向いているが、頭脳労働には向いていない。
間違った知識であろうがなんであろうが情報を一切更新せず押し付けてくるし、こちらを否定して強制してくる。

大勢の中の、ほぼ関わりがない一人の知人ならともかく、わたしのライフスタイルに入り込んでこられては困る。
わたしは、Aさんの家族ではない。

だが、ひょっとしてAさんは、若い頃からこういう人なのかも知れない。
わたしは、若い頃のAさんを知らないので、なんとも言えないが。
少なくとも、わたしが他の人々を知っている限り、頭の中身、言動は、晩年の姑の次ぐらいの症状に位置する。
(ちなみに、わたしの実母も認知症だが、ニコニコかわいい)

もし、老化によるもので、よくあることで、認知症でもなんでもないなら、同じような人はたくさんいるだろう。
理解力、認知力の衰えという意味では、わたしも甚だしく著しい。
さっき置いた場所を1秒後に忘れる。
アタフタ探し回る。
これは軽度の認知症の入り口だと自覚している。
大概は10秒か1分後ぐらいに探し物は出てくるので、まだ周りの人を巻き込んではいない。
自分がやりそうなヘマ傾向を自分が把握しているため、モノがなくなると、ヘマ傾向を紐解いて、探し出す。
さっきまであったのに、今ないのは、イルージョンか?
自分がどこかに無意識に置いているが、自分が動いた動線を遡れば、発見できる。
動線が短いなら探す労力は軽度で済むが、なくなったことに気づいたのが何ヶ月も後だったりすると、迷宮入りになる。
コンタクトレンズ紛失と同じ。
探しても、まずは見つからない。

わたしは自覚がある。
なので、焦ると益々、頭に血が上って冷静さを欠くため、血が上っても冷却できるだけの時間を確保する。
前倒しで余裕をもって行動する。
ではあるが、旅支度など、何かを準備しようと行動すると、日々一刻一刻、自分の衰えに驚く。
何もしなければ良いようだ。
安泰。天国。

と、わたしは自覚があるが、自覚のない人とは身内でもない限り、距離を置きたい。
物忘れは、症状がわかりやすいが、同じ脳の傾向でも、石頭は、とてもわかりにくい。
家庭では家族はどう対応されているのだろう。
ではあるが、1人去り2人去り、、、段々お付き合いする交友関係が減ってくることが予想される。
(ではあるものの、表面上は露呈しないので、度々会話をしないとか、運動するだけなら認知能力低下は気づかれない)
わたしも、症状の悪化度合い、様子を見て、離れようとタイミングを伺っているうちの1人だ。
自覚のない脳が壊れかけの人に壊される前に去るのは、自己防衛。

これは、認知症の家族をみてきた経験から。
こちらが壊れる前に距離を置く、精神的に逃げるのは、卑怯なことではないと思っている。

・・・

と、夫が帰って来るまでの待ち時間に、ここまで、書いて、やっと夫が帰って来た。
今日は格式高い所に出向き一泊する予定なので、憂鬱ながら準備を終えて、なかなか帰って来ないと思いながら待っていた。
ああでもない、こうでもないと、服を選び、自分自身も出発スタンバイ、全て身支度を整えていたので、後は、靴を履いて出るのみ。
だったのだが、、、
まあなんと、日程を1週間、間違えた。勘違い。
来週の予定だった。

今年になってから、女児孫の保育園、卒園式のための着物準備、長襦袢(振袖着物)の身上げ(丈を上げること)が頭にずーーっと気がかりの日々だった。
やっと本日、卒園式を迎えるため、昨夜、孫の家に調整した着物一式を持って行った。
やれやれ、だったのは良いが、、、
アタマが完全に飛んでいる。
1週間、圧縮、抜け落ちている。
来週の行事を今週と間違えていた。
ああ。
20日からスケジュールが続き、そのまま間を置かず引っ張られたようだ。

他人の認知症よりも、自分の心配をせよ、という神様の御達しか。
バチが当たった。天罰が降った。
しかし、勘違い、1週間前倒しだからまだ良い。
過ぎて1週間遅く後と間違えるよりは。
ではあるものの、十分、旅をした気分。
一泊旅行に行ったエネルギーを使った。
自分ながらヘキヘキする。