『ウォーム・ボディーズ』(原題:Warm Bodies)
監督:ジョナサン・レヴィン
出演:ニコラス・ホルト,テリーサ・パーマー,ロブ・コードリー,デイヴ・フランコ,
アナリー・ティプトン,コリー・ハードリクト,ジョン・マルコヴィッチ他
ノーマークだったのですが、ちょっと気になるゾンビもの。
『50/50 フィフティ・フィフティ』(2011)の監督の作品だと聞き、
時間もちょうど合うので大阪ステーションシティシネマへ。
近未来の地球では、いつのまにかゾンビがうようよ。
生き残った人びとは、巨大な壁を築いて居住区を守り、外へはいっさい出ない。
廃墟と化した空港に巣食うゾンビのうちのひとり、Rは、
おそらくまだ若いうちに死亡してゾンビとなった男性。
死んだ理由もかつて自分が何をしていたのかもまったく思い出せず、
わかっているのは自分の名前が“R”で始まるということぐらい。
それでも、ほとんどのゾンビが人間らしい意識を失うなか、
Rには人間としての感情や思考能力が若干残っているようだ。
人間の居住区では、物資調達のために外へ出るボランティアを募っている。
対ゾンビの指揮を執るグリジオ大佐の娘であるジュリーも、
恋人のペリーや友人のノラとともにボランティアに志願、壁の外へ出発。
ちょうど同じ日に食糧としての人間を求めて狩りに出ていたRたちは、
人間のにおいをかぎつけて、ジュリーらを発見。
すぐに凄まじい格闘となり、人間はほぼ全滅に追いやられるが、
まだ生き残っていたジュリーと目が合ったのがR。
彼女に一目惚れしたRは、とっさに彼女をかくまうことに。
ゾンビのふりをしたジュリーは、Rが暮らす飛行機の中へ。
いずれ人間の居住区へ送って行くという約束で、Rと数日間を過ごすのだが……。
若い子向けの作品なんだろうなと勝手に思っていたら、
冒頭で流れるのは1980年代の大ヒット曲、ジョン・ウェイトの“Missing You”。
スコーピオンズの“Rock You Like A Hurricane”のイントロだけが使われ、
レコードのコレクターだったというRの所持品も嬉しくなるアルバムばかり。
音楽を聴くなら今はもっと便利なものがあるのにと言うジュリーに、
レコードのほうがより人間らしいというRの表情がちょっと寂しげでいい。
口に出す言葉はゾンビらしくうめき声、でも心のうちでは人間らしく話せるR。
その設定がとてもおもしろく、親友のMとのうめき声よりちょっとマシな会話に大笑い。
最終的にはゾンビと人間が共存しようじゃないかという感動作になっています。
ジュリー役には、立ち直れないほど凹んだ『明日、君がいない』(2006)のテリーサ・パーマー。
彼女は“トワイライト”シリーズのクリステン・スチュワートにちょい似ているような。
ヴァンパイアやゾンビに好かれる女性って、目の下のくまが似合いそうな美人なのかしらん。
脇毛ぼーぼーに泣かされ、本作では人間味あふれるゾンビたちに泣かされ、
なんで先週の私はこんな想定外のものにばかり泣かされているのでしょう。
夕日を美しいと感じ、手をつなげば心があたたかくなる。
恋が、ゾンビの心を、そしてに人間を救う。
監督:ジョナサン・レヴィン
出演:ニコラス・ホルト,テリーサ・パーマー,ロブ・コードリー,デイヴ・フランコ,
アナリー・ティプトン,コリー・ハードリクト,ジョン・マルコヴィッチ他
ノーマークだったのですが、ちょっと気になるゾンビもの。
『50/50 フィフティ・フィフティ』(2011)の監督の作品だと聞き、
時間もちょうど合うので大阪ステーションシティシネマへ。
近未来の地球では、いつのまにかゾンビがうようよ。
生き残った人びとは、巨大な壁を築いて居住区を守り、外へはいっさい出ない。
廃墟と化した空港に巣食うゾンビのうちのひとり、Rは、
おそらくまだ若いうちに死亡してゾンビとなった男性。
死んだ理由もかつて自分が何をしていたのかもまったく思い出せず、
わかっているのは自分の名前が“R”で始まるということぐらい。
それでも、ほとんどのゾンビが人間らしい意識を失うなか、
Rには人間としての感情や思考能力が若干残っているようだ。
人間の居住区では、物資調達のために外へ出るボランティアを募っている。
対ゾンビの指揮を執るグリジオ大佐の娘であるジュリーも、
恋人のペリーや友人のノラとともにボランティアに志願、壁の外へ出発。
ちょうど同じ日に食糧としての人間を求めて狩りに出ていたRたちは、
人間のにおいをかぎつけて、ジュリーらを発見。
すぐに凄まじい格闘となり、人間はほぼ全滅に追いやられるが、
まだ生き残っていたジュリーと目が合ったのがR。
彼女に一目惚れしたRは、とっさに彼女をかくまうことに。
ゾンビのふりをしたジュリーは、Rが暮らす飛行機の中へ。
いずれ人間の居住区へ送って行くという約束で、Rと数日間を過ごすのだが……。
若い子向けの作品なんだろうなと勝手に思っていたら、
冒頭で流れるのは1980年代の大ヒット曲、ジョン・ウェイトの“Missing You”。
スコーピオンズの“Rock You Like A Hurricane”のイントロだけが使われ、
レコードのコレクターだったというRの所持品も嬉しくなるアルバムばかり。
音楽を聴くなら今はもっと便利なものがあるのにと言うジュリーに、
レコードのほうがより人間らしいというRの表情がちょっと寂しげでいい。
口に出す言葉はゾンビらしくうめき声、でも心のうちでは人間らしく話せるR。
その設定がとてもおもしろく、親友のMとのうめき声よりちょっとマシな会話に大笑い。
最終的にはゾンビと人間が共存しようじゃないかという感動作になっています。
ジュリー役には、立ち直れないほど凹んだ『明日、君がいない』(2006)のテリーサ・パーマー。
彼女は“トワイライト”シリーズのクリステン・スチュワートにちょい似ているような。
ヴァンパイアやゾンビに好かれる女性って、目の下のくまが似合いそうな美人なのかしらん。
脇毛ぼーぼーに泣かされ、本作では人間味あふれるゾンビたちに泣かされ、
なんで先週の私はこんな想定外のものにばかり泣かされているのでしょう。
夕日を美しいと感じ、手をつなげば心があたたかくなる。
恋が、ゾンビの心を、そしてに人間を救う。