『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』(原題:妖猫傳)
監督:チェン・カイコー
出演:染谷将太,ホアン・シュアン,チャン・ロンロン,火野正平,松坂慶子,
キティ・チャン,チン・ハオ,リウ・ハオラン,オウ・ハオ,阿部寛他
いや~、想像していた以上にジジババ度高し。
先週日曜日の朝イチ、TOHOシネマズ梅田へ向かうエレベータに乗ったら、
扉が完全に閉まる直前にまた開くこと3度。
そのたびに爺ちゃんか婆ちゃんが「すみませ~ん」と乗り込んでくる。
そして8階でエレベーターの扉が開くや否や、われ先にと券売所へ走るんです。
私も紙のチケットを所持していたのでそこへ向かいましたが、
ジジババは誰もきちんと並ぶつもりはないらしく、
その勢いに劇場スタッフも恐れをなしたか、順番無視のジジババに先に応対。
いつもはいいところだらけのTOHOシネマズ梅田スタッフに、
この日ばかりは腹立たしさも感じました。
ま、「大変お待たせして申し訳ありません」と心を込めて言ってくれましたけどね。(^^;
梅田では大きめのスクリーン、シアター3。
見渡すとやっぱり爺ちゃん婆ちゃんだらけ。
こういう客層のときは、トイレに立つ人も多いので(笑)、前方に座るに限ります。
チェン・カイコー監督といえば、『さらば、わが愛/覇王別姫』(1993)。
この監督の作品だからこそ、なんぼ染谷くん主演でも、私は字幕版を観たかった。
上映していないのですから、吹替版を観るより仕方ありません。
遣唐使として長安に渡り、密教の教えを学ぶ空海(染谷将太)。
詩人の白楽天(=後の白居易)(ホアン・シュアン)と出会い、親しくなる。
あるとき、王朝で不可解な死が相次ぎ、言葉を話す黒猫の存在が噂される。
空海と白楽天が真相解明に乗り出すと、噂が本当であることがわかる。
その黒猫はまるで白楽天を真相へと導きたがっているかのよう。
そこには楊貴妃(チャン・ロンロン)の存在が。
かつて玄宗皇帝(チャン・ルーイー)の寵愛を一身に受けた絶世の美女、楊貴妃。
彼女にまつわる謎を解き明かそうと、空海と白楽天は黒猫のあとを追うのだが…。
原作の夢枕獏による伝奇小説『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』は未読です。
莫大なお金をかけた作品であることは一目瞭然ですが、
チェン・カイコー監督はいったい何がしたかったのか疑問。
私には空海と白楽天、いや、むしろ染谷くんとホアン・シュアンが
せわしなく喋りながらドタドタと歩き回っている作品にしか思えません。
字幕版で観たらもう少しは違和感を持たずにいられたかも。
見た目も動きも思いっきりCGの黒猫もどうかと思うし、
結構グロかったりもして、つまらなくはないけれど面白くもない。
いちばんよかったのはRADWIMPSの主題歌。
そして多くの高齢層の皆さんにこの映画の感想をお聞きしたい。
結局楊貴妃ってどうなったん?と思った人、結構いらっしゃるのでは。
しっかり解説できる人がいたらお目にかかりたい。
市川染五郎主演の歌舞伎版に俄然興味は湧きました。
監督:チェン・カイコー
出演:染谷将太,ホアン・シュアン,チャン・ロンロン,火野正平,松坂慶子,
キティ・チャン,チン・ハオ,リウ・ハオラン,オウ・ハオ,阿部寛他
いや~、想像していた以上にジジババ度高し。
先週日曜日の朝イチ、TOHOシネマズ梅田へ向かうエレベータに乗ったら、
扉が完全に閉まる直前にまた開くこと3度。
そのたびに爺ちゃんか婆ちゃんが「すみませ~ん」と乗り込んでくる。
そして8階でエレベーターの扉が開くや否や、われ先にと券売所へ走るんです。
私も紙のチケットを所持していたのでそこへ向かいましたが、
ジジババは誰もきちんと並ぶつもりはないらしく、
その勢いに劇場スタッフも恐れをなしたか、順番無視のジジババに先に応対。
いつもはいいところだらけのTOHOシネマズ梅田スタッフに、
この日ばかりは腹立たしさも感じました。
ま、「大変お待たせして申し訳ありません」と心を込めて言ってくれましたけどね。(^^;
梅田では大きめのスクリーン、シアター3。
見渡すとやっぱり爺ちゃん婆ちゃんだらけ。
こういう客層のときは、トイレに立つ人も多いので(笑)、前方に座るに限ります。
チェン・カイコー監督といえば、『さらば、わが愛/覇王別姫』(1993)。
この監督の作品だからこそ、なんぼ染谷くん主演でも、私は字幕版を観たかった。
上映していないのですから、吹替版を観るより仕方ありません。
遣唐使として長安に渡り、密教の教えを学ぶ空海(染谷将太)。
詩人の白楽天(=後の白居易)(ホアン・シュアン)と出会い、親しくなる。
あるとき、王朝で不可解な死が相次ぎ、言葉を話す黒猫の存在が噂される。
空海と白楽天が真相解明に乗り出すと、噂が本当であることがわかる。
その黒猫はまるで白楽天を真相へと導きたがっているかのよう。
そこには楊貴妃(チャン・ロンロン)の存在が。
かつて玄宗皇帝(チャン・ルーイー)の寵愛を一身に受けた絶世の美女、楊貴妃。
彼女にまつわる謎を解き明かそうと、空海と白楽天は黒猫のあとを追うのだが…。
原作の夢枕獏による伝奇小説『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』は未読です。
莫大なお金をかけた作品であることは一目瞭然ですが、
チェン・カイコー監督はいったい何がしたかったのか疑問。
私には空海と白楽天、いや、むしろ染谷くんとホアン・シュアンが
せわしなく喋りながらドタドタと歩き回っている作品にしか思えません。
字幕版で観たらもう少しは違和感を持たずにいられたかも。
見た目も動きも思いっきりCGの黒猫もどうかと思うし、
結構グロかったりもして、つまらなくはないけれど面白くもない。
いちばんよかったのはRADWIMPSの主題歌。
そして多くの高齢層の皆さんにこの映画の感想をお聞きしたい。
結局楊貴妃ってどうなったん?と思った人、結構いらっしゃるのでは。
しっかり解説できる人がいたらお目にかかりたい。
市川染五郎主演の歌舞伎版に俄然興味は湧きました。