夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『恋するシェフの最強レシピ』

2018年03月21日 | 映画(か行)
『恋するシェフの最強レシピ』(原題:喜欢你)
監督:デレク・ホイ
出演:金城武,チョウ・ドンユイ,リン・チーリン,スン・イージョウ他

またまた午後休を取りました。先週の火曜日のこと。

晩ごはんは西大橋駅近くの中華料理店に行く予定。
午前の仕事終了後にまっすぐミナミへ向かえたらよかったけれど、
火曜日だったために一旦箕面へ食パンを買いに戻らねばなりません。
いつもは夕刻に食パンを受け取るところ、無理を言って12時半の受け取りにしてもらい、
その後いつものごとく新御(しんみ)で大阪市内へ。

晩ごはんのお店から徒歩圏内でもっとも安いタイムズに駐車。
方向音痴のため、お店の場所を確かめてから南下、心斎橋へと向かいます。
上映開始時間まで余裕があったから、
南堀江のカフェでお茶とケーキと、ついでにグラスワイン。
ひとり昼酒サイコーです。呑みながら本を読む。
ちょうどいい時間となって、シネマート心斎橋へ。

香港/中国作品。
昨秋の第30回東京国際映画祭で上映されたさいには、
英語タイトルの“This Is Not What I Expected”を直訳した、
『こんなはずじゃなかった!』というタイトルで上映されました。
これはイケてないやろ。
ありがちだけど、『恋するシェフの最強レシピ』のほうがマシ。
久しぶりに見る金城武はやっぱりカッコよかった。

実業家で冷酷な不動産王、ルー・ジン(金城武)。
世界中にホテルを所有する彼は、次に買収を狙っている上海のホテルを訪れると、
レストランの味を試すため、次々と料理を持ってこさせる。
しかし、驚異の舌を持つ彼を満足させられる料理はひとつもないどころか、
彼はどれも一口食べただけでしかめ面をして吐き出してしまう。

このままルーにチェックアウトされては全員クビになる。
支配人(トニー・ヤン)は最後の望みをかけ、
女性シェフ、ションナン(チョウ・ドンユイ)に料理をつくってくれと頼む。

天才肌のションナンがつくる独創的な料理にルーは驚く。
女性シェフによるものだということは見抜いたものの、
どんな女性かはわからぬまま、連泊してションナンの料理を食べつづける。

一方のションナンも、自分の料理を気に入った富豪の顔は知らぬまま。
そんなふたりがあちこちで鉢合わせし、お互いの印象は最悪で……。

ありがちなロマコメといえばそれまでなのですが、とにかく楽しい。
ションナンがつくる料理、それを堪能するルー、どちらもいい表情。
笑えるシーンもいっぱいあって、幸せな気持ちになれます。

高橋一生が15歳下の森川葵とつきあっていることが発覚して、
おまえもかいなと思いましたが(笑)、
44歳の金城武演じるルーと18歳下のションナンとの恋という設定でも
なぜか「オッサンの妄想」とは思えません。
金城武なら許せてしまうのが不思議。誰もアンタの許可求めてへんてか。(^^;

ちなみにションナン役のチョウ・ドンユイは、『サンザシの樹の下で』(2010)の女優。
中国では「13億人の妹」と呼ばれているそうです。
ころころと動く表情や仕草が本当に可愛い。

長所だけ好きになるとか、短所だけ嫌いになるとか、できるわけがない。
全部ひっくるめて好きだということ。

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