『神さまの轍 Checkpoint of the life』
監督:作道雄
出演:荒井敦史,岡山天音,望月歩,吉沢太陽,川村亮介,久保陽香,アベラヒデノブ,
小貫加恵,松林慎司,月亭太遊,泉原豊,阿部進之介,津田寛治,六角精児他
TOHOシネマズ梅田で『プリンシパル 恋する私はヒロインですか?』を観た後、
阪急電車に乗って十三へ。西改札口を出たところで友人たちと待ち合わせ。
前売り券を入場整理券と引き換えるために、まずは第七藝術劇場へ。
本作の上映は13:10からだったから、整理番号1番をゲット。
ランチしようと向かったのは、まわりをラブホに囲まれた普通のホテル(笑)。
ホテルプラザオーサカで1,300円のブッフェランチを。
2,000円でアルコールも飲み放題にしてくれたら嬉しいけど、それじゃ儲からんか。
フロアサービス係にアフリカ系黒人の男性がいらっしゃって、この人がものすごい勧め上手(笑)。
期間限定で桜の味のカクテルがございますとのこと。
たぶん桜のリキュールをお使いなのでしょう。桜っぽくも桃っぽくもあり。
アルコール3杯ぐらい飲みたかったところ、なんとか2杯で思いとどまり、
ナナゲイへと戻りました。昼酒ほどほど、ご機嫌です。
本作が商業映画初メガホンとなる作道雄監督。
高校の先輩がこの作道監督に心酔し、本作のクラウドファンディングに参加。
それで高校時代の友人たちと本作を観に行くことになったのです。
都合でランチには来られなかったその先輩も、映画の部から合流。
オリジナルの脚本が少ない昨今、作道監督はご自分で。
京都府井手町が全面協力、井手町の案内という役目も果たしています。
井手町の中学校に通う佐々岡勇利(望月歩)と小川洋介(吉沢太陽)は、
同級生の悪ガキが「自転車おじさん」(六角精児)から自転車を盗むのを目撃、
決死の覚悟で取り返したのをきっかけに、ロードバイクに乗るように。
時は経ち、進学塾の講師を務める洋介(岡山天音)は、
級友だった橋本康平(川村亮介)から地元開催のロードレース大会への参加を促される。
あまり乗り気でない洋介に、康平は勇利(荒井敦史)にも聞いてみてくれと言う。
ロードバイクに乗ることさえやめてしまっていた洋介に対し、
久しぶりに会った勇利は、今でも乗りつづけているどころか、
スポンサーを獲得してプロのロードレーサーへの道を歩みはじめていて……。
たぶん、先輩がクラウドファンディングに参加してようがしていまいが
ナナゲイで上映されるからには観に行っていたと思います。
そして、やっぱり観てよかった。
洋介を演じる天音くんの微妙な表情の演技。
かつては同じようにロードバイクに乗っていたはずなのに、
いつのまにか自分は乗るのをやめ、だからと言ってそれ以上にやりたいことがあったわけでもない。
なんとなく就活して、なんとなく塾講師を続けていただけ。
ところが、かつての友だちはもう夢を掴んだも同然。
凄いなと言いつつも素直に認めたくない気持ちが伝わってきます。
先輩というのが、年に数回映画を観るかどうかという人なのです。
しかも、『海猿』とか『アンフェア』とか、娯楽大作は好きだけど、
そうじゃないものを1,800円払って観るのはどうなのというような人で。(^^;
鑑賞後に「どやった?わかった?」と聞かれましたが、
わかってもわからなくてもいいんだと思いますよ、先輩!(笑)
実際、何度か涙が溢れそうなシーンがいくつもあったけれど、
私はそのとき何を思って泣きそうになったのか、先輩にもよう説明できません。
大人になって寺を継いだ悪ガキが「ごめんな。ごめんやった」というシーン。
ここはまだ説明しやすいとしても、自転車おじさんがぶつぶつ言いながら通り過ぎるシーンは、
私の琴線に触れたとしか言えません。
誰かの何気ない言葉に救われる、そんなときがある。
多くの人に観てもらって、何か感じてもらえたらいいなぁ。
後日あった平野勝之監督との対談を聴きに行けなかったのが悔やまれる。(;_;)
今日も明日も、ええ感じ。
監督:作道雄
出演:荒井敦史,岡山天音,望月歩,吉沢太陽,川村亮介,久保陽香,アベラヒデノブ,
小貫加恵,松林慎司,月亭太遊,泉原豊,阿部進之介,津田寛治,六角精児他
TOHOシネマズ梅田で『プリンシパル 恋する私はヒロインですか?』を観た後、
阪急電車に乗って十三へ。西改札口を出たところで友人たちと待ち合わせ。
前売り券を入場整理券と引き換えるために、まずは第七藝術劇場へ。
本作の上映は13:10からだったから、整理番号1番をゲット。
ランチしようと向かったのは、まわりをラブホに囲まれた普通のホテル(笑)。
ホテルプラザオーサカで1,300円のブッフェランチを。
2,000円でアルコールも飲み放題にしてくれたら嬉しいけど、それじゃ儲からんか。
フロアサービス係にアフリカ系黒人の男性がいらっしゃって、この人がものすごい勧め上手(笑)。
期間限定で桜の味のカクテルがございますとのこと。
たぶん桜のリキュールをお使いなのでしょう。桜っぽくも桃っぽくもあり。
アルコール3杯ぐらい飲みたかったところ、なんとか2杯で思いとどまり、
ナナゲイへと戻りました。昼酒ほどほど、ご機嫌です。
本作が商業映画初メガホンとなる作道雄監督。
高校の先輩がこの作道監督に心酔し、本作のクラウドファンディングに参加。
それで高校時代の友人たちと本作を観に行くことになったのです。
都合でランチには来られなかったその先輩も、映画の部から合流。
オリジナルの脚本が少ない昨今、作道監督はご自分で。
京都府井手町が全面協力、井手町の案内という役目も果たしています。
井手町の中学校に通う佐々岡勇利(望月歩)と小川洋介(吉沢太陽)は、
同級生の悪ガキが「自転車おじさん」(六角精児)から自転車を盗むのを目撃、
決死の覚悟で取り返したのをきっかけに、ロードバイクに乗るように。
時は経ち、進学塾の講師を務める洋介(岡山天音)は、
級友だった橋本康平(川村亮介)から地元開催のロードレース大会への参加を促される。
あまり乗り気でない洋介に、康平は勇利(荒井敦史)にも聞いてみてくれと言う。
ロードバイクに乗ることさえやめてしまっていた洋介に対し、
久しぶりに会った勇利は、今でも乗りつづけているどころか、
スポンサーを獲得してプロのロードレーサーへの道を歩みはじめていて……。
たぶん、先輩がクラウドファンディングに参加してようがしていまいが
ナナゲイで上映されるからには観に行っていたと思います。
そして、やっぱり観てよかった。
洋介を演じる天音くんの微妙な表情の演技。
かつては同じようにロードバイクに乗っていたはずなのに、
いつのまにか自分は乗るのをやめ、だからと言ってそれ以上にやりたいことがあったわけでもない。
なんとなく就活して、なんとなく塾講師を続けていただけ。
ところが、かつての友だちはもう夢を掴んだも同然。
凄いなと言いつつも素直に認めたくない気持ちが伝わってきます。
先輩というのが、年に数回映画を観るかどうかという人なのです。
しかも、『海猿』とか『アンフェア』とか、娯楽大作は好きだけど、
そうじゃないものを1,800円払って観るのはどうなのというような人で。(^^;
鑑賞後に「どやった?わかった?」と聞かれましたが、
わかってもわからなくてもいいんだと思いますよ、先輩!(笑)
実際、何度か涙が溢れそうなシーンがいくつもあったけれど、
私はそのとき何を思って泣きそうになったのか、先輩にもよう説明できません。
大人になって寺を継いだ悪ガキが「ごめんな。ごめんやった」というシーン。
ここはまだ説明しやすいとしても、自転車おじさんがぶつぶつ言いながら通り過ぎるシーンは、
私の琴線に触れたとしか言えません。
誰かの何気ない言葉に救われる、そんなときがある。
多くの人に観てもらって、何か感じてもらえたらいいなぁ。
後日あった平野勝之監督との対談を聴きに行けなかったのが悔やまれる。(;_;)
今日も明日も、ええ感じ。