夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『アリータ:バトル・エンジェル』

2019年03月05日 | 映画(あ行)
『アリータ:バトル・エンジェル』(原題:Alita: Battle Angel)
監督:ロバート・ロドリゲス
出演:ローサ・サラザール,クリストフ・ヴァルツ,ジェニファー・コネリー,
   マハーシャラ・アリ,エド・スクライン,ジャッキー・アール・ヘイリー他

なんばパークスシネマで5本ハシゴの4本目。
この日のハシゴはいつものハシゴのように終映時間と上映時間とかぶっていることもなく、
ほぼ完璧といえるハシゴだったのですが、
本作とその前に観た『THE GUILTY/ギルティ』については終映と上映の時間が同じでした。
あ、これをかぶっているというのか。(^^;

予告編、めちゃめちゃ流れていましたよね。
ジェームズ・キャメロンが出てきてしゃべっていたから、彼の監督作かと思ったら、
脚本と製作が彼なのだそうで、監督はロバート・ロドリゲス
『デスペラード』(1995)とか『フロム・ダスク・ティル・ドーン』(1996)とか、懐かしい。
『マチェーテ』(2010)や『シン・シティ 復讐の女神』(2014)なども観ましたが、
私の印象に残っているのは昔の作品のほうだなぁ。

木城ゆきとの伝説的コミック『銃夢』の実写映画化とのことですが、
私は『銃夢』を知りません。そんなに凄いものなんですか。
気になる。けど、とても漫画にまで手を出している時間はないっ。

このところ、20世紀フォックスといえば、
『ボ・ラプ』バージョンのファンファーレばかり聞いていたから、
この普通バージョンはなんだか新鮮です。
そしてそのロゴが「26世紀フォックス」に変わるオープニングも洒落ている。

26世紀、世界は“ザレム”と“アイアンシティ”に二分化されている。
“ザレム”は富裕層が暮らす天空の都市。
“アイアンシティ”はザレムから排出された廃棄物が堆積する屑鉄の町

アイアンシティで壊れたサイボーグを診る医師イドは、
屑鉄の山の中からサイボーグ少女の頭部を発見する。
彼女は300年前のサイボーグで、奇跡的に脳はまったく傷ついていない状態。
イドが彼女に新しい機械の身体を与え、“アリータ”と名づける。
目覚めたアリータは一切の記憶を失っていたが、イドを父親として慕う。

町へと飛び出したアリータは、青年ヒューゴと出会う。
ザレムへの憧れを熱く語るヒューゴに惹かれるアリータ。

ヒューゴから若者の間で流行っているスポーツ“モータボール”に誘われて参加すると、
アリータは周囲の度肝を抜くほどの高い身体能力を発揮。
記憶は戻らないままだが、アリータの戦闘力は並みではないとわかる。

その頃、アイアンシティではサイボーグが襲われる事件が多発していた。
サイボーグが独りでいるところを何者かが襲い、部品を盗んで売っているらしい。
夜間にこっそり出かけようとするイドを見かけたアリータは、
よからぬことが起こるのではないかと後をつけるのだが……。

アリータのヒューゴに媚びるような目が気に入りませんが(笑)、
それ以外は大画面で観る楽しみを味わえました。

悪人役が多いクリストフ・ヴァルツがこの上なく善良な医師イド役。
その元妻チレンを演じるのがジェニファー・コネリー
イドとチレンはもともとはザレンの住人で、チレンはザレンに戻ることを諦めていません。
それゆえ、ザレンへの伝手となる悪党ベクターを手伝っていますが、
終盤の彼女の「母親であり、医師であることを思い出した」行動には涙。
ちなみにベクター役はマハーシャラ・アリ
このたび『グリーンブック』で第91回アカデミー賞助演男優賞を受賞。
それとはまるでちがう悪い奴を本作では演じています。

なんだかこれも続編があっても不思議ではない終わり方なんですが、あるんですか。

それはそうとひとこと言いたい、隣の家族三人連れ。
明らかに親の趣向で観に来たようで、お嬢ちゃん最初から退屈そう。
それでもなんとか大人しく耐えているのに、パパママ、途中でスマホ見るなよ。
映画の途中で親がスマホを何度もチェックするのを見て育ったら、
そりゃ子どもも普通にスマホ見るようになりますよね。映画館に来んといて。

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