夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ねことじいちゃん』

2019年03月15日 | 映画(な行)
『ねことじいちゃん』
監督:岩合光昭
出演:立川志の輔,柴咲コウ,柄本佑,銀粉蝶,山中崇,葉山奨之,田根楽子,
   小林トシ江,片山友希,立石ケン,中村鴈治郎,田中裕子,小林薫他

109シネマズ箕面にて、
『劇場版 シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』とハシゴ。

世界的動物写真家・岩合光昭の初監督作品。
岩合さんの知名度が高いからなのか、猫好きの人が多いからなのか、
上映回数は日に2回になっても客の入りは上々。
やたら年齢層が高いうえに、みんな二人連れか三人連れ。
ほぼいつも一人の私はなんとなく浮いている。(^^;

イラストレーター・ねこまきによるコミックエッセイが原作。
といっても私は読んだことがありません。猫だもの、読んでみたいかな。

過疎化が進んで高齢者と猫ばかりが暮らす小さな島。
春山大吉(立川志の輔)は妻のよしえ(田中裕子)に先立たれ、
よしえが拾ってきた猫のタマと二人暮らし。
タマのあとについて毎日散歩するのが日課。

散歩中の大吉と寄っては話す、昔なじみの年寄りたち。
猫嫌いを公言しているのに猫に好かれる巌(小林薫)。
タマが想いを寄せる猫のミーちゃんの飼い主であるサチ(銀粉蝶)。
サチと親しいトメ(小林トシ江)、憎まれ口ばかり叩くタミコ(田根楽子)。

若者もいるにはいる。
郵便配達員の聡(葉山奨之)、医者の健太郎(柄本佑)。
高校生カップルの幸生(立石ケン)とあすみ(片山友希)。
しかしあすみは東京の大学へ行くと言う。

こんな島へある日、美智子(柴咲コウ)が転入してくる。
若くて美人で快活な彼女は、この島にカフェをオープンさせるつもり。
カフェなんて自分たちとは無縁だと思っていた年寄りたちだが、
美智子に手招きされて入ってみると、その居心地のよさに入り浸り。

妻を亡くしてから毎日の食事を自分でこまめに用意していた大吉は、
よしえが遺したレシピノートの残りの頁を埋めるべく、
美智子や島の人々から料理を習って書きとめるようになる。

父親の暮らしを心配する大吉の息子(山中崇)は、東京で一緒に暮らそうと誘うのだが……。

見るからに可愛い猫というのがほぼいないんです(笑)。
どいつもこいつもデブで、ぶちゃカワイイ感じ。やっぱり可愛い。

猫写真で有名な岩合さんならではと思えるような猫たちの表情やしぐさ。
猫を飼っていると「あるある」いっぱいで、ニヤケてしまいました。

のんびりと観ていられる優等生作品です。

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