『運び屋』(原題:The Mule)
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド,ブラッドリー・クーパー,ローレンス・フィッシュバーン,
マイケル・ペーニャ,ダイアン・ウィースト,アンディ・ガルシア他
仕事帰りに109シネマズ箕面にて1本だけ。
クリント・イーストウッドが「俳優業はもうやめる」と宣言したのが2008年。
2012年に『人生の特等席』の脚本を気に入って一旦は宣言を撤回。
その後はわりとおとなしく監督業に徹していたのに、また自分で主演を張るとは。
『ニューヨーク・タイムズ』に掲載された80代だか90代だかの運び屋の記事に着想を得たそうです。
そんな年齢の俳優をどこかから引っ張ってくるなら自分でやろうと思ったのか。
やめるといってはまたやる。ニセの閉店セールみたい(笑)。
どういうつもりなのかは私もその年齢になってみなければ理解できないかも。
本作中にこんな台詞がありました。「100歳まで生きようとするのは99歳の人間だけ」。
退役軍人のアールは、デイリリーという品種のユリ栽培に没頭。
園芸業界では一目置かれる存在だったが、家族のことはないがしろに。
品評会のほうが大事だから、一人娘アイリスの結婚式すら欠席。
妻メアリーからも見限られて離婚するが、デイリリーさえあればかまわない。
それから十数年が経過して、花業界もすっかりインターネットが主流に。
栽培したデイリリーがまったく売れなくなり、家を差し押さえられる。
ちょうどそのとき、唯一アールを慕ってくれる孫娘ジニーが結婚の連絡を寄越し、
住むところも失っていたアールは祝福するふりをしてジニーに会いに行く。
しかしメアリーとアイリスはそんなことをお見通しで、罵られる。
その様子を見ていた若者がこっそりとアールに近づく。
アールがピックアップトラックを持っていて、
これまでに一度も違反で捕まったこともなければ事故を起こしたこともないと知ると、
良い仕事の口があるからやってみないかと誘う。
トラックに荷物を積み込み、指定された場所に運んで、車から1時間だけ離れる。
その間に誰かが荷物をおろし、アールが車に戻るとグローブボックスに金が入っているという寸法。
中身のことは知らずにいるように言われていたが、
高すぎる報酬に好奇心から覗くと、そこには大量のドラッグが。
やばい仕事だとわかっていても、やめられずに続けてしまう。
一方、DEA(麻薬取締局)の捜査官コリンは、組織を潰そうと必死。
このところかつてないほど腕のいい運び屋が暗躍していることを知り、
なんとか取引の現場を押さえようとするのだが……。
大金を手にすると嬉しくてやめられない。
孫娘の結婚式でいい顔ができたり、差し押さえられた家を買い戻したり、
退役軍人の集いの場を取り戻したり。
やばそうな兄ちゃんたちとも親しくなって、孤独だった人生が急に活気づくんですねぇ。
いい作品だと思います。誰にでもわかりやすいし。
でもねぇ、私は引っかかる。シワシワ老人のラブシーンなんて要りますか。
今回はさすがにないやろと思っていたのに、まだやるか。
あまりにも働きの良い運び屋ジジイが、麻薬カルテルのトップから歓待される。
若い女性をふたりあてがわれ、そのうちひとりは巨乳をボロン。
彼女たちに服を脱がされるクリント。そんな貧相な体、見とうないって。(^^;
どうせ脱ぐならば、コリン役のブラッドリー・クーパーでお願いします。
そうそう、組織のトップ役はアンディ・ガルシア。太ったなぁ。
ちなみにアールの娘役は本物のクリントの娘、アリソン・イーストウッド。
ついでに孫娘役は、ヴェラ・ファーミガの21歳下の妹、タイッサ・ファーミガ。
ブラッドリー・クーパーと、その上司役のローレンス・フィッシュバーンがなんだかマヌケ。
運び屋が誰だかわからなくて、捜査が空振りに終わってばかり。
そのやりとりがぬるいんだなぁ。クリント主演だから仕方ないけど。
そんなわけで、まずまず人にお薦めして大丈夫な作品ではありますが、
いろいろと引っかかりすぎて、個人的には「まぁ、こんなもん」。
裸の女性ふたりに乗られて、「心臓の薬が要る」と笑う台詞があります。
それ、シャレにならんから。(^^;
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド,ブラッドリー・クーパー,ローレンス・フィッシュバーン,
マイケル・ペーニャ,ダイアン・ウィースト,アンディ・ガルシア他
仕事帰りに109シネマズ箕面にて1本だけ。
クリント・イーストウッドが「俳優業はもうやめる」と宣言したのが2008年。
2012年に『人生の特等席』の脚本を気に入って一旦は宣言を撤回。
その後はわりとおとなしく監督業に徹していたのに、また自分で主演を張るとは。
『ニューヨーク・タイムズ』に掲載された80代だか90代だかの運び屋の記事に着想を得たそうです。
そんな年齢の俳優をどこかから引っ張ってくるなら自分でやろうと思ったのか。
やめるといってはまたやる。ニセの閉店セールみたい(笑)。
どういうつもりなのかは私もその年齢になってみなければ理解できないかも。
本作中にこんな台詞がありました。「100歳まで生きようとするのは99歳の人間だけ」。
退役軍人のアールは、デイリリーという品種のユリ栽培に没頭。
園芸業界では一目置かれる存在だったが、家族のことはないがしろに。
品評会のほうが大事だから、一人娘アイリスの結婚式すら欠席。
妻メアリーからも見限られて離婚するが、デイリリーさえあればかまわない。
それから十数年が経過して、花業界もすっかりインターネットが主流に。
栽培したデイリリーがまったく売れなくなり、家を差し押さえられる。
ちょうどそのとき、唯一アールを慕ってくれる孫娘ジニーが結婚の連絡を寄越し、
住むところも失っていたアールは祝福するふりをしてジニーに会いに行く。
しかしメアリーとアイリスはそんなことをお見通しで、罵られる。
その様子を見ていた若者がこっそりとアールに近づく。
アールがピックアップトラックを持っていて、
これまでに一度も違反で捕まったこともなければ事故を起こしたこともないと知ると、
良い仕事の口があるからやってみないかと誘う。
トラックに荷物を積み込み、指定された場所に運んで、車から1時間だけ離れる。
その間に誰かが荷物をおろし、アールが車に戻るとグローブボックスに金が入っているという寸法。
中身のことは知らずにいるように言われていたが、
高すぎる報酬に好奇心から覗くと、そこには大量のドラッグが。
やばい仕事だとわかっていても、やめられずに続けてしまう。
一方、DEA(麻薬取締局)の捜査官コリンは、組織を潰そうと必死。
このところかつてないほど腕のいい運び屋が暗躍していることを知り、
なんとか取引の現場を押さえようとするのだが……。
大金を手にすると嬉しくてやめられない。
孫娘の結婚式でいい顔ができたり、差し押さえられた家を買い戻したり、
退役軍人の集いの場を取り戻したり。
やばそうな兄ちゃんたちとも親しくなって、孤独だった人生が急に活気づくんですねぇ。
いい作品だと思います。誰にでもわかりやすいし。
でもねぇ、私は引っかかる。シワシワ老人のラブシーンなんて要りますか。
今回はさすがにないやろと思っていたのに、まだやるか。
あまりにも働きの良い運び屋ジジイが、麻薬カルテルのトップから歓待される。
若い女性をふたりあてがわれ、そのうちひとりは巨乳をボロン。
彼女たちに服を脱がされるクリント。そんな貧相な体、見とうないって。(^^;
どうせ脱ぐならば、コリン役のブラッドリー・クーパーでお願いします。
そうそう、組織のトップ役はアンディ・ガルシア。太ったなぁ。
ちなみにアールの娘役は本物のクリントの娘、アリソン・イーストウッド。
ついでに孫娘役は、ヴェラ・ファーミガの21歳下の妹、タイッサ・ファーミガ。
ブラッドリー・クーパーと、その上司役のローレンス・フィッシュバーンがなんだかマヌケ。
運び屋が誰だかわからなくて、捜査が空振りに終わってばかり。
そのやりとりがぬるいんだなぁ。クリント主演だから仕方ないけど。
そんなわけで、まずまず人にお薦めして大丈夫な作品ではありますが、
いろいろと引っかかりすぎて、個人的には「まぁ、こんなもん」。
裸の女性ふたりに乗られて、「心臓の薬が要る」と笑う台詞があります。
それ、シャレにならんから。(^^;