夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『バンブルビー』

2019年04月07日 | 映画(は行)
『バンブルビー』(原題:Bumblebee)
監督:トラヴィス・ナイト
出演:ヘイリー・スタインフェルド,ジョン・シナ,ホルヘ・レンデボルグ・Jr.,
   ジョン・オーティス,ジェイソン・ドラッカー,パメラ・アドロン他
声の出演:ディラン・オブライエン,ピーター・カレン,アンジェラ・バセット他
 
TOHOシネマズ伊丹にて。
封切り後すぐに観たかった作品ですが、ダンナ出張中は仕事帰りに鑑賞可能。
安い日に観られるように、レディースデーが来るまで待っていました。
 
スピンオフだったり前日譚だったりがハヤリですね。
“アベンジャーズ”シリーズの前日譚『キャプテン・マーベル』が公開されたと思ったら、
今度は“トランスフォーマー”の前日譚。
 
監督は『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(2016)のトラヴィス・ナイト。
これが実写映画デビューとなるそうです。
主演のヘイリー・スタインフェルド、ここ数年の私のお気に入り。
特に『スウィート17モンスター』(2016)、だぁい好き。
 
舞台は『トランスフォーマー』(2007)の20年前、1987年。
 
サンフランシスコ郊外の海沿いの町に住む少女チャーリー。
父親を亡くして悲しみに暮れたままだというのに、
母親はとっとと新しい恋人ロンを家に引き入れ、
弟オーティスもロンになついている。チャーリーだけが蚊帳の外。
 
18歳の誕生日、チャーリーは自動車の中古パーツを求めてボート修理工場へ。
廃品置き場で黄色のフォルクスワーゲンビートルを見つけたチャーリーは、
店主ハンクから誕生日プレゼントとしてそれを贈られる。
 
自宅のガレージでビートルの修理を始めたチャーリーは、
いきなりロボットに変身したビートルにびっくり。
しかもそのロボットは人間の言葉を理解しているらしく、
チャーリーは“バンブルビー”と名づけて行動を共にするように。
 
チャーリーに気のある隣家の青年メモが、
彼女を誘おうと決死の覚悟でチャーリーのガレージの扉を開けたところ、
バンブルビーと出くわしてしまって唖然。
やむをえず、チャーリーはメモを引き込み、秘密を話す。
 
バンブルビーの正体は、惑星サイバトロンのオートボットで、
ディセプティコンとの戦争の途中に劣勢を立て直すために地球にやってきた。
ディセプティコンはさっそくバンブルビーの後を追い、
遭遇した軍人に取り入って、バンブルビーの居場所を見つけようとしている。
ロボットの善者と悪者の見分けなどつかない人間は、
ディセプティコンの言い分を信じて衛星にアクセスすることを許可するのだが……。
 
もともとはほかのオートボットやディセプティコン同様に話すことができたバンブルビー。
喉を潰されて話せなくなったから、チャーリーと会話できない。
そんなバンブルビーが編み出すラジオから流れる歌を用いた会話の方法。
80年代のヒット曲ズラリ。これだけでもウキウキします。
チャーリーの着ているTシャツもモーターヘッドとかザ・スミスとか。
 
家族の中に居場所がないと思っていたチャーリーが、
バンブルビーを守ろうと飛び出したのち、
母親の恋人と弟がチャーリーを助けようと無茶をするところもイイ。
 
本編より良かったりするかもです。
トランスフォーマーを全然知らなくてもそこそこ以上に楽しめるのでは。

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