『ハンターキラー 潜航せよ』(原題:Hunter Killer)
監督:ドノヴァン・マーシュ
出演:ジェラルド・バトラー,ゲイリー・オールドマン,コモン,リンダ・カーデリーニ,
ゼイン・ホルツ,ミカエル・ニクヴィスト,トビー・スティーブンス他
TOHOシネマズデーにTOHOシネマズ伊丹にて。
前述の『名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)』とハシゴ。
ジェラルド・バトラー、結構好きです。
弁護士として仕事をしたことはあるんですかね。
何かあればこんな人に弁護をお願いしたい(笑)。
米海軍原子力潜水艦タンパ・ベイがロシア近海で姿を消す。
露軍の襲撃を受けた模様だが、いったい何が起きたのか。
“ハンターキラー”と呼ばれる攻撃型原子力潜水艦アーカンソーが捜索に向かうことになり、
少将フィスクが艦長に任命したのはジョー・グラス。
グラスは人生の大半を潜水艦で過ごしたという現場のたたき上げで、
そんな者がこの一大事に艦長を務めるのは前代未聞。
しかし、だからこそこの状況に対応できるのではないかとフィスクは考えたのだ。
一方、ネイビーシールズの5名が露軍基地の様子を探るため現地入り。
そこで判明したのは、露国防相ドゥーロフによるクーデターの企て。
ドゥーロフは大統領ザカリンを拉致監禁し、
全権を自分のものにして第三次世界大戦を勃発させようとしているのだ。
応戦やむをえずという意見が大半のなか、フィスクはザカリン救出を提案。
グラス率いる水中のアーカンソーと陸地のネイビーシールズが連携し、
ザカリン救出に向かうのだが……。
困ったことに、軍隊について私はさっぱり詳しくないので、
誰がどういう立場で、上下関係もよくはわからない。
ここにあらすじを書こうとすると、官職名が思い出せません。(^^;
実際にこんなことが起きたら、こう上手く行くなんてあり得ませんが、
そこはジェラルド・バトラー主演の娯楽もの、安心して観ていられます。
米露の戦いとなると笑って観られないところもありそうだけど、
米露どっちが良いとか悪いとかの話にはならず、どちらにもいい人がいて、
悪いのは露国防相だけ。上手くバランスを取っています。
こんな娯楽ものなのに、泣きそうになったシーンもいくつか。
一昨年急逝してしまったミカエル・ニクヴィストが露側の艦長で、
ジェラルド・バトラーと心を通わせるところなんぞに涙。
この人の演技をもう見られないんだと思うとさらに泣けてくる。
まだ56歳だったのに。本当に残念です。
小難しい映画は苦手だという人には本作みたいなのがお薦めですよね。