夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『バースデー・ワンダーランド』

2019年05月02日 | 映画(は行)
『バースデー・ワンダーランド』
監督:原恵一
声の出演:松岡茉優,杏,麻生久美子,東山奈央,市村正親,藤原啓治,矢島晶子他
 
GWに突入後の日曜日。
どうせGWは好きなときに映画行けるんやし、無理して観に行かんでもえっかと思ったら、
もはや伊丹まで行くのも面倒になって、109シネマズ箕面で1本だけ。
ポイントが30近く貯まっていたので、何の割引もない日曜日が使うチャンス。
6ポイント使って無料鑑賞しました。
 
監督は“クレしん”劇場版の中でも特に名作と評判の高い、
原作は柏葉幸子の児童文学『地下室からのふしぎな旅』なのだそうです。
 
親しい友だちグループのうちのひとりがのけものにされようとしていたのに、
見て見ぬふりをしてしまったアカネは自己嫌悪に陥り、
翌朝、仮病を使って学校を休む。
そんなことはお見通しなのか、母親はゆっくり休みなさいと優しかったわりには、
叔母のチイが営む骨董屋に頼んだものを取りに行くようにアカネに言う。
 
母親がチイに頼んだのは、翌日誕生日を迎えるアカネへの誕生日プレゼントらしいが、
チイはそんなものを頼まれたおぼえはない。
わけがわからずにいるアカネとチイの前に現れたのは、謎の男性。
 
その男性は、骨董屋の地下室からやってきた錬金術師ヒポクラテス。
彼は、地下室は別の世界へ続いていること、その別世界がいま危機を迎えていること、
危機から救えるのはアカネであると、信じがたいことをのたまう。
 
ヒポクラテスは怯えるアカネの手を引いて地下室の扉をオープン。
好奇心旺盛なチイは、呼ばれてもいないのについて行く。
ヒポクラテスの助手を務める小人ピポと共にアカネが強引に連れて行かれたのは、
カラフルで不思議があふれる異世界“ワンダーランド”
ここから色が失われようとしているのだが、アカネは果たして救世主となれるのか。
 
簡単に言えば、弱気になっている王子様を助ける異国のお姫様の話です。
子どもたちが観るには楽しい作品かもしれませんが、
大人が観るとちょっと退屈。途中は睡魔にも襲われました。
 
子どもを対象にしているならば、どうも気になる「ら入れ」
“クレしん”の「ら抜き」はキャラだからもうどうでもいいとして、
「喋られる」なんて日本語を使われると、
正しい日本語の“ドラえもん”を見習ってくださいと言いたくなります。
「喋る」は可能動詞の場合、「喋れる」が正解。「喋られる」は気持ち悪い。(^^;
 
アカネがヒポクラテスから序盤に受け取る「まえのめりのいかり」。
「前のめりの怒り」かと思ったら「前のめりの碇」でした(笑)。
なるほど、これを身につけていると、怯まずに前のめりに。
ポジティブに考えて行動できるということなんですね。
しかし、どんなに良い道具も使う人の心次第。
この辺りは教育的でいいなぁと思いました。
 
最も同意したいのはチイの言葉、「ノンアルコール、ノーライフ」。
そのとおり!

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