夜な夜なシネマ

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『ザ・フォーリナー/復讐者』

2019年05月15日 | 映画(さ行)
『ザ・フォーリナー/復讐者』(原題:The Foreigner)
監督:マーティン・キャンベル
出演:ジャッキー・チェン,ピアース・ブロスナン,オーラ・ブラディ,レイ・フィアロン,
   チャーリー・マーフィ,スティーヴン・ホーガン,ロリー・フレック・バーン他
 
109シネマズ箕面にて、前述の『名探偵ピカチュウ』〈吹替版〉とハシゴ。
 
ジャッキー・チェン主演のイギリス/中国/アメリカ作品。
ジャッキーは先月65歳になったところ。すごいよ、この爺さん。
監督は『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)のマーティン・キャンベル。
ピアース・ブロスナンとジャッキーの共演と聞き、
てっきり自分が“007”を監督したときのジェームズ・ボンドを本作で起用したのかと思ったら、
『カジノ・ロワイヤル』はすでにダニエル・クレイグでしたね。
 
中国の少数民族で、イギリスに移住して長いクワン。
ロンドンで中華料理店を経営し、高校生の娘ファンとふたりで穏やかにくらしている。
 
プロムのためのドレスを買いに行きたいというファンを車に乗せ、
店まで送り届けたあと、買い物が終わるのを車内で待つクワン。
ところが、何者かが店の前に停めたバイクが爆発、ファンを含む10名以上の死者が出る。
 
この無差別テロの実行犯は、北アイルランド過激派組織らしい。
復讐を誓うクワンは、昔その組織に属していた現副首相リーアムに電話をかけ、
犯人の名前を教えるように迫るが、リーアムは今は自分は無関係、何も知らないと答える。
納得が行かず、リーアムのもとへと押しかけたクワンに、やはり同じ態度。
それでも引き下がらないクワンは、「気が変わるだろう」と言い残してその場を去る。
 
その後、リーアムのオフィスのトイレで爆発が起きる。
実はクワンはかつてアメリカの特殊部隊に所属していた凄腕の工作員
60代のジジイに何もできるはずなどないと高を括っていたリーアムは、
次々とクワンが仕掛ける爆弾に対処できずに困り果てるのだが……。

過激派のメンバーが副首相ということ自体、私の理解の範囲を超えている。

ジャッキーのすることですから、爆弾は仕掛けても人は殺しません。
あくまで「これぐらいお茶の子さいさい」と言いたげな攻撃にとどめる。
それでも、なかなか犯人の名前を得られないものだから、だんだんとやることが派手に。
 
そりゃもう、最後はスッキリします。
どこまで行ってもジャッキーは正しい、強い、負けない。
そういえば今回のジャッキーはほとんど台詞がなかったような。
寡黙にひとりで戦う人。
でもラストにキスシーンがあってたまげました。
ピアースみたいに脱ぎませんけどね。(^^;

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