夜な夜なシネマ

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『ブラック校則』

2019年11月16日 | 映画(は行)
『ブラック校則』
監督:菅原伸太郎
出演:佐藤勝利,高橋海人,モトーラ世理奈,田中樹,箭内夢菜,堀田真由,
   成海璃子,星田英利,坂井真紀,光石研,でんでん,薬師丸ひろ子他
 
TOHOシネマズ西宮で3本ハシゴの1本目。
2本目と3本目は前日以前に観ることを決めていて、
これを観るつもりはなかったのに、時間が合うのがこれだけ。
大丈夫なのだろうか私と懸念しながら。
 
まぁマシでした。
主演の佐藤勝利が“Sexy Zone”のメンバーだということも、
彼の親友役の高橋海人が“King&Prince”のメンバーだということも、
まったく知らんと観ましたが。(^^;
 
整った顔立ちながら性格が地味すぎて存在感のない小野田創楽(そら)(佐藤勝利)。
彼が通う高校では厳しい校則に生徒が締め付けられており、
創楽も理不尽だとは思っているが、刃向かう勇気などもちろんない。ただ従うだけ。
 
ところがある日の通学時、同級生の町田希央(まお)(モトーラ世理奈)が
校門の前で検閲中の教師から髪色を注意されて帰る姿を見かける。
希央は地毛が茶色なのに、地毛証明書を提出しようとしない。
そのせいで、髪色に黒しか認めない教師から追い返されたのだ。
希央にはこのようなことが続いているため、出席日数が足りなくてこのままでは退学になる。
彼女に想いを寄せる創楽はなんとか校則を変えられないかと考えはじめる。
 
創楽の親友・月岡中弥(高橋海人)は、創楽と違って軽く明るく超ポジティブ。
中弥にさっそく相談、ふたりは希央に会いに行くと、
校則を変えてみせるから、今だけ我慢して髪を染めて登校してほしいと頼むのだが……。

みんな上手いやん。
創楽のあまりにダメダメな性格にイライラしますが、中弥のキャラが結構好き。
モトーラ世理奈ちゃんは不思議な子ですね。
すっごいそばかすに本人もかつては劣等感を抱いていたとのことだけど、こうなりゃ個性。
こんな子はちょっといないから、今後も需要があると思います。
モデルだけあってスタイル抜群だし。
 
刺したくなるぐらいえげつない教師役にほっしゃん
唯一生徒の味方の教師役にロックバンド“トリプルファイヤー”のボーカル、吉田靖直。
この人は正直言って下手(笑)。でも本業が役者でない感ありありで許せてしまいます。
嫌な教師ではないけれど特に生徒に肩入れもしていないふうの教師に成海璃子
最後まで観れば一応いなくてはいけない役でしたが、ちょっと中途半端かな。
希央の母親役の坂井真紀と掃除のおばさん役の薬師丸ひろ子が異彩を放っています。
この辺りはなんかもう酸いも甘いも噛み分けた女優陣という感じ。
 
幾分イライラはさせられつつも、まぁまぁ楽しかったので良しとする。

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