夜な夜なシネマ

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『スパイラル:ソウ オールリセット』

2021年09月26日 | 映画(さ行)
『スパイラル:ソウ オールリセット』(原題:Spiral: From the Book of Saw)
監督:ダーレン・リン・バウズマン
出演:クリス・ロック,マックス・ミンゲラ,マリソル・ニコルズ,サミュエル・L・ジャクソン,
   ダン・ペトロニエヴィッチ,リチャード・ゼッピーリ,パトリック・マクマナス他
 
TOHOシネマズ伊丹にて。
 
“ソウ”シリーズの第1弾が公開されたのは2004年のことでした。
低予算で作られたにもかかわらず、世界的に大ヒット。
監督のジェームズ・ワン、脚本と主演を務めたリー・ワネル共に瞬く間にビッグネームに。
その後、さまざまな監督がシリーズを手がけましたが、彼らほど大物になった人はいませんねぇ。
 
ジグソウが死んだというのにいつまで続けるつもりやねんと思うのですけれど、
このシリーズは永遠に誰かが続けることになりそうです(笑)。
本作は、シリーズのファンを公言する俳優クリス・ロックが主演を務める第9弾。
ジェームズ・ワンやリー・ワネルもプロデューサーとして名を連ねています。
監督は2作目から4作目までと同じ、ダーレン・リン・バウズマン。
 
地下鉄のトンネル内で猟奇殺人事件が発生。
被害者はホームレスかと思われたが、非番のボスウィック刑事だった。
 
捜査の指揮を執ることになったのは、ジークことバンクス刑事。
ジークの父親は同署の元署長で、皆の尊敬を集める人物だが、
同僚の汚職を告発したジークは署内で四面楚歌。
誰に対しても疑心暗鬼になっているジークに、
現署長のアンジーは、新人刑事のシェンクと組むように命じる。
 
ボスウィックとは親しかったジークは、シェンクの調べにより、
ボスウィックが実は法廷で何度も偽証していたことを知る。
ゆえに、ボスウィックの遺体は舌を引き抜かれていたのだ。
 
その後も連続して事件が起こる。
無実の人間を銃殺した刑事は指を切断されるというように、
清廉潔白なジークの周囲にいる同僚たちが狙われているらしく……。
 
犯人は早いうちに想像がつきます。だって、こいつしかおらんやろ~。
 
このシリーズに何を期待するわけでもなし。
『セブン』(1995)のように、己の罪で裁かれ殺されてゆく人々。
孤立無援のジークが気の毒で、彼にイケズをした奴は皆殺されてしまえ!と痛快だったりも。
ただ、私はクリス・ロックの声があまり得意ではなくて、
コメディならまだしも、こういうシリアスな作品であの声だとかなり違和感があります。
 
グロいです。
グッチャグチャになる過程を見せられるのはつらくて、直視できなかったシーンがいっぱい。
画面は観ていないにもかかわらず、音だけで想像できてしまうところが困ります(笑)。
 
まだまだ続くのではないかと思われます。
もうええわと思いながらも観に行ってしまうんだろうなぁ(笑)。
直視できないくせして。(^^;

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