『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』(原題:Teenage Mutant Ninja Turtles: Mutant Mayhem)
監督:ジェフ・ロウ
声の出演:シャモン・ブラウン・Jr.,ニコラス・カントゥ,ブレイディ・ヌーン,マイカ・アビー,
ジャッキー・チェン,アイス・キューブ,アヨ・エデビリ,マーヤ・ルドルフ他
吹替版はこの先も上映を継続する劇場が少なからずありそうですが、字幕版は無理か。
そう思いながらTOHOシネマズ西宮の上映スケジュールを確認したら、ちょうどいい時間にあるじゃないか。
見逃してもいいとは思っていました。
ミュータントのカメなんて別に見たくもないし、実写版の『ミュータント・タートルズ』(2014)が全然面白くなかった。
そうそう、その年のゴールデンラズベリー賞に複数部門にわたってノミネートされていましたよね。
そんなわけでテンション低め、でも字幕版を観られるなら歓迎。
15年前のこと。
TCRI(テクノコズミック研究所)では、突然変異誘発剤の発明者バクスターを雇っていた。
しかし孤独なバクスターは変異した動物や昆虫を自らの家族にしたいと考え、
また、この薬剤が悪事に使われることにも疑念を抱きはじめて裏切りに走る。
TCRIの所長シンシアは部下をバクスターのもとへ送り込み、彼の研究記録をすべて回収しようとする。
バクスターは死亡し、大半のものはTCRIが持ち帰るが、
こぼれ落ちた薬剤の一部がニューヨークの下水道に流れ、ネズミのスプリンターがそれを浴びる。
突然変異した彼が地上に出てみると、驚いた人間に襲いかかられる。
命からがら地下に戻ると、自分と同じように薬剤を浴びた子ガメが4匹いた。
何もわかっていない子ガメたちを見捨てられず、育てることにしたスプリンター。
人間とは決して関わらないように教え込み、もしものときのために忍術を修得させる。
ある夜、屋上から地上を眺めていると、ピザを運ぶ女子高生エイプリルと目が合う。
エイプリルとカメが言い合っているうちに彼女のスクーターを盗む奴が現れ、
責任を感じたカメたちはスクーターを奪い返すことに。
ほかの人間たちとは違い、エイプリルはミュータントのカメを嫌悪しない。
すみませんね、カメ、カメって。ちゃんとみんな名前があるのに。
どの子がなんというのか覚えようとしたんですけど、覚えられません(笑)。
実写版に良い印象がなかったところ、これは結構おもしろかった。
絵もわりと好みではあります。突然変異した生物にキモいものもいるけれど。
声優陣も魅力的なのですが、声だけ聞いていると誰が誰やらわからない。
スプリンターにはジャッキー・チェン。これすら気づきませんでした。(--;
人間を恨み、皆殺しを目論む悪役スーパーフライの声はアイス・キューブが担当。
仲良くやっていこうよとカメたちが諭し、スーパーフライ以外は賛同します。
最後はおきまりのパターン、ミュータントと人間が協力してスーパーフライに立ち向かう感動的な展開。
ちょっとスーパーフライが気の毒にすらなりましたが、この見た目は無理だ。同情できない。(^^;
映画ネタもちょこちょこあるから、映画好きならより楽しい。
ありますよね、続編。
心待ちにはしないけど、あれば観に行くでしょう。