夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『BELUSHI ベルーシ』

2022年01月15日 | 映画(は行)
『BELUSHI ベルーシ』(原題:Belushi)
監督:R・J・カトラー
 
車で大阪市内に出た帰り、いま帰ると新御ババ混みやろなと思い、
シネ・リーブル梅田で映画を観て時間を調整することに。
 
コロナに見舞われた世の中でいいことなんて何もないけれど、
コインパーキングの料金が安価にはなりました。
特に梅田スカイビル周辺は観光客が来なくなって、
2年前まで最大料金2,600円だったタイムズが今は半値以下。
 
っちゅうても駐車料金1,000円はかかるわけで、
阪急電車で梅田まで行けば往復の交通費は520円で済むから高いっちゃ高い。
でも電車で帰れば家までなんだかんだで1時間要する。
車なら25分程度で家に着きます。
それに、電車で行ったら復路はタクシーに乗りたくなると思われ(だってめっちゃ上り坂)、
するってぇと合計で駐車料金より高くなるのでした。
 
ジョン・ベルーシ。
1949年生まれの彼は、“サタデー・ナイト・ライブ”で大人気を博したコメディアン。
しかし1982年、ヘロインとコカインの過剰摂取により、33歳の若さで急逝しました。
本作は今なお伝説として語り継がれる彼の生き様を収めたドキュメンタリーです。
 
彼について証言するのは、妻ジュディス、弟ジェームズのほか、
彼の親友だった俳優のダン・エイクロイドや、映画監督のハロルド・ライミス
ジョンが出演するテレビ番組や映画の映像も多く含まれていて面白い。
 
交際前、ジュディスはジョンのことをイタリア系移民だと思っていたとか。
ジョンはそうではなくアルバニア系移民で、それをとても恥じていたとのこと。
彼のみならず両親も同じように恥じていて、そのせいで父親はほとんど口を利かなかったと。
移民の国に生まれなかった私には、どこの移民かでそれほど差があるのかと驚きます。
 
レイア姫のキャリー・フィッシャーも60歳で死去、
その体内からは多量のアルコールと薬物が発見されたと言われていますが、
本作の中で確かキャリーが「薬物依存症患者には薬物に依存する原因が必ずある」と証言していました。
いくら依存症を治療しても、原因を取り除くことができなければ駄目なんですね。
 
突如としてブルース音楽に没頭するようになり、バンドまで結成したジョン。
『ブルース・ブラザーズ』(1980)はなんと楽しかったことか。
アレサ・フランクリンが登場するシーンも本作に出てきてお得な気分。
 
来月、『ゴーストバスターズ』(1984)の続編が公開されます。
ジョンが生きていたらキャストに名を連ねていたことでしょう。観たかったなぁ。

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