『変な家』
監督:石川淳一
出演:間宮祥太朗,佐藤二朗,川栄李奈,長田成哉,DJ松永,瀧本美織,
根岸季衣,高嶋政伸,斉藤由貴,石坂浩二他
公開初日、TOHOシネマズ伊丹にて2本ハシゴの2本目。レイトショーを鑑賞。
8割ほどの客の入りで、隣席にも誰かが座っているのって久しぶり。
そしてそれから2週間経った今、予想の遥か上を行く集客で大ヒット上映中となっています。
原作はウェブライターでありYouTuberである雨穴のデビュー小説。覆面作家です。
文庫化されたのを機会に購入、読みました。その感想はこちら。
監督は『エイプリルフールズ』(2015)や『ミックス。』(2017)の石川淳一。
最近動画の再生回数が伸びないことを悩んでいた。
マネージャー(DJ松永)からもバズるネタを見つけたほうがいいと言われる。
そんなマネージャーが購入を検討している一軒家があると言う。
駅近の中古で築たった1年、日当たりなども申し分ない。
栗原は設計士でミステリー愛好家。
雨宮が間取り図を見せて相談すると、「自分ならこの家は買わない」と即答する。
その訳を問うと、「あくまで妄想に過ぎないが」と言いつつ、
まずは2枚の壁に仕切られた謎の小部屋について推察してみせる。
ちょうど雨宮と栗原がそんな話をしていた折、マネージャーから連絡が入る。
現地のすぐそばの林の中で、左手首だけがないバラバラ死体が発見されたらしく、
あまりに気味が悪くて購入をやめたとのこと。
殺人のために建てられた家ではないのだろうか。
栗原はこの家に関してはこれ以上深入りしないほうが良さそうだと言うが、
これほどのバズりネタをそのままにしておくことはできない。
売りに出されたままのこの家を見に行った雨宮は、場所などを伏せて動画をUP。
すると、発見されたバラバラ死体の男性の妻だという柚希(川栄李奈)が連絡してきて……。
原作よりもかなりビビらせ要素多めです。
暗い表情で雨宮のもとを訪ねる川栄李奈の姿がすでに怖い(笑)。
左手首を切断された遺体について調べるとき、原作では間取り図を見てあれこれ考えますが、
映画版では雨宮と柚希と栗原が現地まで行っちゃいますからね。
玄関を開けると正面、廊下のドン突きにどデカい仏壇があるという家の様子は、
ビジュアル化されるとさらに異様でおぞましい。
親族のひとりを演じる高嶋政伸は言わずもがなの壊れ方だし。(^^;
原作も映画版も、安心の最後かと思いきや、とっても嫌な終わり方。
あー、やだやだ(泣)。