本は何でも読むけれど.....
料理系は別にして....特に好きなのは「ノンフィクション」.......
他にもホラーや江戸もの人情話などなど....好きなジャンルはあるけれど....
「怖い読みもの」としては....ノンフィクションに勝るものは無いと思う。
.........事実は小説より奇なり....................
とくに、事件や事故や災害や遭難......見つけると必ず読んでしまう.....。
たぶん...怖いものみたさって言うより、すごく怖がりだから.....
少しでも真実を知っておきたい.....って「弱虫心」からだと思います....。
読むたんび.....ひぃぃ~と震え上がってみたり、考え込んでみたり.....。
その中でも、とくに手にとって読んでいたのは.....航空機もの。
いちばん身近だったからかも.....しれません。
自分でも馬鹿だったな~と思う一件は...............
実際の航空機事故(大惨事)のボイスレコーダーの記録を集めて検証してる本を
飛行機にのって里帰りする数日前に読んだこと(笑).......。
ただでさえ....物凄く苦手な「飛行機」.......アホちゃうかと我ながら呆れた。
僅かな音にも怯える.....地獄のフライトになったのは、言うまでも無い....。
そんな流れから内田さんに出会う.....エッセイ....「機長からアナウンス」。
かつて機長だった時の経験談.....とても面白く読ませて頂きました。
その後.....航空機小説も読んで、作家としての力量にも驚かされ
いつしかファンになってました...。
お写真を拝見すると.....とても素敵な方ですし(笑)........
実際のパイロットならではの、詳細な描写が迫力を呼び
手に汗にぎる内容になっているのと同時に.......
自分も広い空を飛んでいる....という気にさせてくれる......
表現力の非常に優れた、いえ洞察力が鋭いと言うのでしょうか。
見たものを書けるくらいなら「画家」になれますが、凡人は描けません。
それと同じく....「飛行機のり」の全ての経験を、文字に表せる内田さんは
凄いなぁぁ~と......心底ほれ込んでしまってマシタ。
小説は「文庫化」してからしか買いません.....。
昨年....何時ものように面白く読んだあと.......プロフィールの項目を
ふと見ると....「1940-2006」......と記載されていた。
ショックでした......。
オットもファンだったので、しばし2人で涙ぐんでしまいました.....。
もっともっと.....たくさん読みたかったなぁ.......。