きばなの硝子瓶

呑兵衛夫婦の日々の食卓

トーストとヌカヅケ

2011-08-06 | 朝ごはん・昼ごはん

休日のブランチ風景

真ん中に鎮座してるのは
冷たい「茄子の糠漬け」ちゃん

太い「長茄子1本」ぶん

昨夜のうちに糠床に沈めて
寝る時に「冷蔵庫」へ移動

ブランチ時、ちょうど「半生」な感じ
バタートーストと一緒に食べる

サラダの1つって感じです


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


茄子用には、「ミョウバン」を混ぜた塩を用意してあります

そんなに混ぜてないから、あんまり効果ないかもですが
なるべく美しく、【茄子紺】で仕上げたいですよね

ガラス瓶に入れて、塩壺の横に置いてあります


糠床は......手入れするときに、ちょびっと舐めて味を確かめる

不味い糠床では不味く漬かる、美味しいと美味しい、当たり前のこと
でも、この「当たり前」のことに、アタシは昨年まで気づかなかった

気づかなかったと言うより、「糠は不味いもの」と誤解していた
今は、毎日チロッと食べてみるのが楽しみだ、今朝も美味しかった


だんだんと味も変化する

熟成し香ばしくなり、なんともいえない旨味がでてくる

さてと、夜用には何を仕込もうかな

手がツルツルになるので、右利きだけど頑張って左手でも混ぜてる

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小鉢の心意気

2011-08-06 | 本と映画の話


阿部なをサンの、エッセイ集です
もちろん、所どころにレシピも書いてあります

尊敬する料理家なので、愛読している本ですが
え!と驚くことがあり、急いでページをめくる

目指すは、巻末の「解説」のとこで................
「わ~ほんとだ、高山さんだぁ」....と驚く

忘れているダケなのか、読んでいなかったのか
とにかく今頃きづいて(思い出して?)ビックリしている


数年前からHP上では読んでいた、高山さんの「日々ごはん」を
偶然、あの震災の数日前から「本」で改めて「初めから」読みだした

なにもかも壊れて

しばらくは1行も読めなかったけど、ずっと傍らに置いて
撫でたり印刷の匂いをかいだり、表紙を見つめたり........

他の書物は一切受け付けなかったのに

2行3行、1日ぶん、1週間ぶんと段々と読む量が増え
辛くなったら、数年前の「高山家」に逃げ込んで凌いでいた

「本の虫」にとって、どれだけ慰められたかわからない

現在の「読書生活」は、殆ど「もと」に戻っていますが
他の本の合間に、「日々ごはん」も相変わらず読んでいます

「大切」に「ちびちび」と「のろのろ」と

なんせ12巻あるもんで

本を読んでいて気づきましたが.....「スクリーン読み」ってダメだな
たぶん、アタシが旧人類だからとは思いますが、全く読めてなかったみたい

ちょっとショック

本を読んでやっと、「日々ごはん」が頭の中に胸の中に入ってきたって感じ
やっぱり旧式アナログ人間には、「紙文化」のほうが楽しいみたいだ


で、いま読んでるあたりで.................
この「小鉢の心意気」の再販本の「解説」を書いてる、って書かれてあった

え!と驚いて確かめた......って話でした

それで改めて「解説」を読んでみて、同じような部分で共感されているのが
お二人のファンとしては、妙に嬉しかった.......うふふふふ..........


◆ちくま文庫

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